2L「ターボ」エンジン搭載で“460馬力超え”! トヨタ「ハリアー」級の新型「四駆SUV」発表! “顔面刷新”&便利な最新AI採用のボルボ「XC60」欧米で登場
ボルボが欧州と米国向けに、新型「XC60」のロングレンジ プラグインハイブリッドを発表しました。電気だけで最大200kmを走り、内外装も刷新しています。何が変わったのでしょうか。
パワートレインと内外装のデザインをアップデート
ボルボ・カーズは2026年9月15日(現地時間)、欧州と米国市場向けに「XC60」のロングレンジ プラグインハイブリッド(PHEV)を発表しました。
1回の充電で最大200kmを電気だけで走れる、欧州と米国市場向けでは同社初となる長距離型プラグインハイブリッドです。
XC60はボルボのミドルサイズSUVで、同社が史上最も売れたモデルと位置付ける主力車種です。今回はプラグインハイブリッドの刷新にあわせて、内外装のデザインを刷新し、安全装備も強化されました。
欧州仕様のボディサイズは全長4708mm×全幅1902mm×全高1651mm、ホイールベース2865mmです。
ここで、日本でも人気のトヨタ「ハリアー」と比べてみます。ハリアーのボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mmです。
XC60はハリアーより全長が32mm短い一方、全幅は47mm広く、全高は9mm低くなっています。ホイールベースは175mm長く、全長4.7m級という近いサイズ感のSUVです。
ホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、ロングレンジ プラグインハイブリッドがBEV(バッテリー式電気自動車)の「EX60」とともに、ミドルサイズSUVで同社史上最も強力な電動化ラインナップになると述べています。
電動走行距離は、従来のプラグインハイブリッドの2.5倍以上。床下に収めたバッテリーの容量を18.8kWhから41.2kWhへ拡大し、モーターも156馬力から177馬力へ強化しました。必要に応じてガソリンエンジンが駆動を引き継ぎます。
パワートレインは2種類で、いずれも2リッター直列4気筒ガソリンターボと電気モーターを組み合わせます。「T6 AWD Long-range PHEV」は、2リッター直列4気筒ターボエンジンが最高出力180馬力・最大トルク280Nm、電気モーターが最高出力177馬力・最大トルク309Nmを発揮。システム最高出力は262kW(356馬力)です。0-100km/h加速は5.7秒で、最高速度は180km/h、WLTPモードの電動走行距離は最大約200kmです。
上位グレードの「T8 AWD Long-range PHEV」は、2リッター直列4気筒ターボエンジンが最高出力250馬力・最大トルク360Nm、電気モーターが最高出力177馬力・最大トルク309Nmを発揮。システム最高出力は339kW(461馬力)です。0-100km/h加速は4.8秒で、最高速度は180km/h、WLTPモードの電動走行距離は最大約189kmとなっています。
いずれも8速ATと4輪駆動の組み合わせです。バッテリーの総容量は41.2kWh、使用可能容量は37.9kWhとなっています。
11kWの車載充電器を備え、走行モードは5種類。アクセルペダルだけで加速と減速を操作できるワンペダルドライブも備えます。なお、最大200kmの電動走行距離は、WLTP基準による暫定値とされています。
エクステリアは、グリルとフロントバンパー、ボンネット、フロントフェンダーを刷新し、ホイールも新意匠に。“トールハンマー”と呼ばれるヘッドライトはマトリクスLEDとなり、テールゲートやLEDテールランプ、リアバンパーも水平基調を強めています。
ボディカラーは新色のヘザーブロンズを含む8色。外装は、プラスとウルトラでクロームアクセントの「ブライト」と、光沢ブラックの「ダーク」から選べます。
インテリアはダッシュボードとドアトリムを新設計とし、ウッド加飾やアンビエント照明と組み合わせました。内装色にはカルダモンのベンチレーテッド ナッパレザーも設定。11.2インチの画面から最新のインフォテインメントを操作できます。
その画面ではグーグルのAIアシスタント「ジェミニ(Gemini)」を利用でき、旅程の計画や立ち寄り先探し、走行中のメッセージの管理などを、普段づかいの言葉で指示できます。購入後も無線によるソフトウェア更新に対応します。
安全面では新しいソフトウェアとセンサープラットフォームを採用。ドアオープニングアラートに加え、交差点での衝突回避を支援するブレーキ機能や自動回避操作を行う緊急操舵支援、パイロットアシストの車線変更支援、3D表示対応の360度カメラも備えます。

グレードは「コア」、「プラス」、「ウルトラ」の3種類で、T8はプラスからの設定です。ドイツでの価格は、T6が6万9990ユーロ(約1267万円 ※2026年9月下旬時点、以下同)から、T8が7万8990ユーロ(約1430万円)からとなります。
マイルドハイブリッドのB5は5万9990ユーロ(約1086万円)からで、こちらも引き続き選べます。一部市場ではすでに受注が始まっており、生産は2026年秋に開始される予定です。
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電動走行距離を従来の2.5倍以上に伸ばしつつ、内外装と安全装備も刷新された新型XC60。ボルボはこのロングレンジ プラグインハイブリッドを完全な電動化への橋渡しと位置付け、既存モデルへの効率的な投資によって今後数年にわたる人気を支えるとしています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

































