新車183万円! ダイハツ新型「“小さな”スライドドアワゴン」がスゴイ! 全長3.7m“ちょうどいい”サイズで「乗り降り」ラクラク! 軽より広~い「5人乗り」でコスパ抜群! “かしこい選択”な庶民の味方「新型トールX」とは!
ダイハツの小型ハイトワゴン「トール」のラインナップ中、最も手頃な価格で購入できるのが「X」グレードです。価格は183万400円(消費税込)で、上限価格の234万6300円との差額は約51万円に及びます。どのような仕様なのでしょうか。
デビュー10年でも色褪せない「充実の中身」とは
ダイハツは2026年8月31日、コンパクトハイトワゴン「トール」の一部改良を実施し、同日より販売を開始しました。
新しくなったトールのラインナップ中、最も手頃な183万400円(消費税込、以下同)で購入できるのが「X」グレード(以下、トール X)です。
ダイハツが企画・開発を主導するコンパクトハイトワゴンのトールは、ダイハツ製の軽自動車が持つ小回りの良さと使い勝手の良さのノウハウを、登録車のコンパクトハイトワゴンというカテゴリーに落とし込み、2016年11月に誕生しました。
ボディサイズは、全長3700-3705mm×全幅1670mm×全高1735mm。パワートレインは1リッター直列3気筒自然吸気(NA)エンジンと同ターボエンジンを搭載し、カタログ燃費は18.4km/L(WLTCモード燃費:2WD・NA車)と十分な性能を発揮します。
狭い道でも扱いやすいサイズ感や、ファミリーユースでも十分な室内空間、両側スライドドアによる高い実用性を廉価な設定で満たしており、デビューから10年近く経った今も根強く支持され続けています。
トヨタには当初、「ルーミー」「タンク」の2モデルとしてOEM供給され、2020年のマイナーチェンジとトヨタの販売網再編にあわせ、ルーミーへ一本化されているほか、スバルにも「ジャスティ」としてOEM展開されるなど、さまざまな派生モデルが存在するのもトールの特徴です。

今回の一部改良では、予防安全機能「スマートアシスト」の性能向上が図られています。
新たに対横断自転車の検知機能が追加されたほか、交差点右折時の対向車線車両と右左折時の対向方向から来る横断歩行者の検知機能も追加されました。
対歩行者ブレーキの最高速度条件は60km/hから80km/hへと引き上げられ、より幅広い速度域での安全性が確保されています。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は検知精度が改善されて滑らかな挙動を実現し、レーンキープコントロール(LKC)は作動時のふらつきが低減されました。
これらの安全装備の進化はトール Xでも共通して適用されています。エントリーグレードだからといって、安全性能の面で妥協する必要はありません。
トール Xのパワートレインは、1リッターNAエンジンのみの設定です。
最高出力69PS・最大トルク92Nmを発生し、吸気ポートのデュアルインジェクター&デュアルポート化やピストン形状の最適化、低フリクション化などによって、滑らかな加速と高い燃費性能を両立しています。日常の街乗り中心であれば、ターボなしでも十分な性能です。
またトール Xの価格は、同クラスのライバル車と比較しても競争力があります。
スズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」最安グレード「HYBRID MG」(192万6100円:2WD・オーディオレス仕様車)より安く、ダイハツの軽スーパーハイトワゴン「タント」のミドルグレード「X」(162万8000円・2WD)よりは高いという位置づけです。
軽自動車にはない5人乗車と普通車幅の後席を備えながら、ハイブリッド車よりも購入価格を抑えられる点は、トール Xならではの強みといえます。
燃費性能ではハイブリッドのソリオ(22.0km/L)や軽自動車のタント(22.6km/L)に一歩譲りますが、価格と実用性のバランスを重視するユーザーには魅力的な選択肢です。
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トールは、「子育てファミリーの日常にジャストフィットするコンパクトファーストカー」というコンセプトを掲げています。
両側スライドドアによる乗り降りのしやすさや、コンパクトながら広い室内空間という基本的な魅力は、グレードにかかわらずトール Xでもしっかりと享受できるでしょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。





























