“400馬力超え”の3L「ツインターボ」搭載! 格安の「“5人乗り”スポーツカー」に大注目! トヨタ「GRカローラ」より安い“FRスポーツ”のBMW「M3」中古モデルとは
高性能なターボエンジンと4WDを備えるトヨタ「GRカローラ」は、現在も注目度の高いスポーツモデルです。一方、中古車市場に目を向けると、同じ予算帯でパワフルなエンジンを積むドイツのBMW「M3」も狙えます。どのようなモデルなのでしょうか。
直6ツインターボを積むFRスポーツセダン
サーキット走行も楽しめる高性能ハッチバックとして人気を集めるトヨタ「GRカローラ」。2025年9月に発表された改良モデルの価格(消費税込、以下同)は、6速MT車が568万円、8速スポーツAT車が598万円です。
その新車価格と同じ予算、あるいはそれ以下で狙える高性能な輸入スポーツセダンがあります。それが、BMWのハイパフォーマンスセダン「M3」の5代目となるF80型です。2026年9月上旬時点で複数の大手中古車情報サイトを見ると、5代目M3は車両本体価格約440万円から800万円台で掲載されています。
400万円台の個体では、2014年から2017年式、走行距離4万kmから8万km程度の車両が中心です。なお、2017年式には同年5月に実施されたマイナーチェンジ前後のモデルが混在しており、400万円台では前期型の個体が多く見られる状況です。
M3は、BMWの高性能モデルを手がけるBMW M社が「3シリーズ」をベースに開発するモデルです。初代は1986年に登場し、世代を重ねながらBMWを代表するハイパフォーマンスモデルへと進化してきました。4代目ではM3として初めてV型8気筒エンジンを搭載しましたが、5代目のF80型では3リッター直列6気筒ツインターボへと変更されています。
この世代でもうひとつ大きく変わったのがラインナップです。全世界で4万台以上が生産された先代M3クーペの後継モデルとして「M4クーペ」が誕生し、F80型からM3は4ドアセダン専用モデルとなりました。日本では2014年2月に注文受付を開始し、同年7月から納車が始まっています。
ボディサイズは全長4685mm×全幅1875mm×全高1430mm、ホイールベース2810mm。車両重量は1640kgで、乗車定員は5人です。エクステリアは、ベースとなる3シリーズセダンに対して大きく張り出した前後フェンダーを備え、ワイドで力強いスタイルを形成しています。
さらにルーフにはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用し、軽量化と低重心化を図りました。足元には18インチMライト・アロイ・ホイールを標準装備し、タイヤはフロント255/40ZR18、リア275/40ZR18という前後異サイズを組み合わせています。
インテリアにはMスポーツシートとレザー・メリノ内装を採用。高性能モデルでありながら後席は60:40分割可倒式となっており、4ドアセダンとしての実用性も備えています。
そしてF80型M3で大きな特徴となるのが、パワートレインです。搭載されるのはS55B30A型の3リッター直列6気筒ツインターボエンジンで、最高出力431馬力、最大トルク550Nmを発揮します。トランスミッションは7速M DCTドライブロジックで、駆動方式はFR(後輪駆動)。JC08モード燃費は12.2km/Lです。
2016年4月には、最高出力を450馬力まで高める「コンペティション・パッケージ」が設定されました。さらに2017年5月には、最高出力450馬力の「M3コンペティション」がラインナップに加わっています。
そしてF80型M3の頂点に立つ存在として登場したのが、限定モデルの「M3 CS」です。上級のコンペティション仕様をベースに、最高出力460馬力、最大トルク600Nmまで性能を高め、0-100km/h加速は3.9秒を実現しました。車両重量は1585kgで、これらはいずれも欧州仕様値です。
日本では2018年2月に30台限定で発売され、価格は1578万円でした。標準のM3セダンは日本導入時の価格が1104万円だったため、現在400万円台で流通する中古車であれば、新車時の半額以下で狙えることになります。
装備面では、ABSや横滑り防止装置のDSC、運転席・助手席・サイドの各エアバッグを標準装備しています。さらにHDDナビゲーションや運転席パワーシート、キーレスエントリーなども備えており、中古車を選ぶ際には年式だけでなく、サンルーフをはじめとしたオプション装備の有無も確認したいところです。

なお、現行のG80型M3はさらに高性能化しています。現行の「M3 Competition M xDrive セダン」は、3リッター直列6気筒Mツインターボエンジンの最高出力を改良前から20馬力高い530馬力まで向上させ、価格は1491万円です。
400万円台から掲載されるF80型中古車とは、1000万円以上の価格差があります。
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新車時には1100万円を超えていたF80型M3ですが、中古車市場では400万円台から狙える個体が見られるようになりました。一方、中古車は保証や納車前整備、整備記録、改造内容などの条件が一台ごとに異なります。
新車のGRカローラか、直列6気筒ツインターボとFRを備える中古のM3か。車両本体価格だけでなく、購入後にかかる条件まで含めて比べたい2台です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


































