川崎市内“大横断”の「尻手黒川道路」まもなく全線開通!? 「黒川駅に行けない区間」にズドンと“新トンネル”貫通で麻生区アクセス“飛躍的向上” 唯一の「未開通部」そろそろ解消へ
川崎市内で「尻手黒川道路」の事業が行われています。どのような道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。
「尻手黒川道路」 ようやく完成へ
川崎市内の「尻手黒川道路」で未開通部の事業が行われています。
一体どのような道路で、全線開通したらどう便利になるのでしょうか。
尻手黒川道路は、神奈川県川崎市を縦断するように結ぶ都市計画道路です。正式名称は「3・4・9号尻手黒川線」となります。県道140号・111号の2路線で構成されています。
鶴見川沿いの主要交差点で、横浜市の主要道路である「環2」やJR川崎駅から南武線 尻手駅方向を結ぶ県道140号線の「末吉橋」を起点に、元住吉や子母口、千年や梶が谷を経由。
その後は東急田園都市線の宮前平駅近くの「馬絹」交差点で国道246号と接続し、以後は東名高速の東名川崎IC、麻生区王禅寺の北側を通り、小田急線 柿生駅付近の高架をまたいだあと、「片平2丁目」の丁字路交差点で県道3号線「津久井道」にぶつかります。
川崎市のうち中原区、高津区、宮前区、麻生区を結ぶヨコ軸で、特に246号や東名川崎ICから川崎市内の東西方向それぞれに向かうクルマにとっては非常に便利です。

すでに大部分が開通済みで、王禅寺から高津区子母口までの約10kmは4車線化され、東名からのクルマをさばいており、非常に快適に走れます。
しかし、実はまだ全線が開通していません。「尻手黒川道路」とはいうものの、実際には黒川より手前の柿生で行き止まりとなっており、麻生区の小田急多摩線 黒川駅までは行きません。
そのため、黒川に行くにはいったん津久井道を通って「柿生」交差点で右に曲がり、県道137号線を通る必要があります。
この柿生から黒川までの区間は、現在事業化の最中であり、全線開通に向けて工事が進められています。
工事が進められているのは、片平2丁目の先の大きな緑地になっている箇所を含めた680mの区間です。ここには「柿生の森」や「柿生日向公園」などがある小山が立ちはだかっていますが、約190mの「山岳トンネル」で貫き、137号線へと接続します。
そんな山岳トンネルの工事ですが2026年1月21日、ついにトンネルが貫通。黒川側の開削トンネルとつながり、現在はトンネル内部のコンクリート覆工や舗装など、最後の仕上げをやっている最中です。
なお、トンネルの先の137号線はもともと黒川駅までつながっており、トンネルを含めた680mの区間が完成すれば、晴れて黒川まで行く尻手黒川道路が完成します。
開通すれば、麻生区の小田急多摩線や付近の町田市北東部にとっては、これまで高速道路空白地帯となっていたのが、東名川崎ICがぐんと近くなります。
さらに、その先の東京都多摩市の永山や多摩センター周辺は中央道のみが担っていたのが、尻手黒川道路が新たなアクセス路となることで、東名川崎と直通。周辺の交通の分散も期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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