トヨタ新型「クラウン」発売! デザイン刷新&パワフルユニット搭載! 価格上昇も先行予約は10日で完売!? 進化した「クロスオーバー」販売店での最新状況は?
トヨタ「クラウンクロスオーバー」の一部改良モデルが発売されました。デザイン刷新や動力性能向上が実施されましたが、販売店での最新状況はどうなっているのでしょうか。
進化した「クラウンクロスオーバー」販売店での最新状況は?
2022年9月に16代目の新世代クラウン第1弾として登場した「クラウンクロスオーバー」。発売から丸4年を迎えた2026年9月3日、新たな一部改良が行われました。
新型クラウンクロスオーバーに対して、販売店での動向やユーザーの反響はどうなっているのでしょうか。
今回の一部改良では、リアのデザイン刷新が最大のトピックスです。リアまわりのバイトーン(2トーン)の塗り分け範囲とデザイン変更が行われました。
さらに、ボンネットフードとベルトラインから上のキャビン全体をブラック化することで引き締まった外観へと進化しています。

ディテールも凝っていて、フェンダーアーチとロッカーモールの無塗装の素地パーツをピアノ調ブラックにすることで質感向上を実現。ボディカラーでは、従来の「ブラック」が「ニュートラルブラック」に変更されました。
走りの面も、トヨタを代表する高級車にふさわしい動力性能が与えられています。
2.5リッターハイブリッドを搭載する「クロスオーバー Z」と「クロスオーバー G」は、第5世代ハイブリッドシステム導入によるシステム出力と燃費向上が図られています。システム最高出力が234馬力から239馬力にアップするとともに、クロスオーバー Gは、WLTCモード燃費も22.4km/Lから23.1km/Lに向上。
そのほか、パドルシフトが標準化され、高性能な2.4リッターターボ デュアルブーストハイブリッド搭載の「クロスオーバー RS」に赤いブレーキカラードキャリパー(前後)やディンプル加工シフトノブ/ディンプル加工本革巻きステアリングが標準装備されています。
加えて、クロスオーバー RS、クロスオーバー Zに「トヨタプレミアムサウンドシステム(10スピーカー/8chオーディオアンプ)」が標準装備されるなど、サウンドシステムの性能アップも盛り込まれました。
現場での反響について関東地方のトヨタ販売店に聞いてみると、今回の一部改良前、お盆前あたりから先行予約の動きが活発化し「受付開始から10日足らずで初回生産枠が埋まった」とのこと。好調な滑り出しを見せているようです。
今回の外観刷新についてはクオリティアップを感じる顧客が多く、セダンに比べて若い層も多いクラウンクロスオーバーですが「クラウンには高い質感を求める声が多い」といいます。
車検を機に買い替えを検討する顧客もいるほか、樹脂パーツのピアノ調ブラック化やクロスオーバー RSのスポーティ感向上は特に好評を集めているとのころです。
走行性能の面でも、第5世代ハイブリッドの採用による出力や燃費の向上に対し、走りの良さに期待が集まるモデルらしく「先代の15代目に乗っているお得意様からの問い合わせもある」とのこと。従来のクラウンオーナーからの関心もしっかり引き付けていることがうかがえます。
受注動向としては、改良前から人気の高かった2.5リッターハイブリッドのクロスオーバーZやクロスオーバー Gが堅調に受注を伸ばしています。一方で、レッドキャリパーや専用インテリアで個性を強めた2.4リッターターボハイブリッドのクロスオーバー RSも、先代RSユーザーからの乗り換えをはじめ、走りを重視する層からの指名買いが入っている状況です。
納期は、出荷開始が2026年11月から12月以降の予定で、目安は2か月から4か月程度。「長納期化している他の人気車種や過去の状況と比べると、納期遅れが続く状態にはなっていません」とのことです。
また、登場時は435万円から640万円だった価格帯が、今回の一部改良で517万9900円から759万円へと上昇しました(消費税込)。かつては乗り出し500万円前後でも手に入ったことを考えると、エントリー層にとってはややハードルが高くなったといえます。
そうした中で、市場に着実に流通し始めた「認定中古車」という選択肢が浮上しています。価格面をネックと感じる層が中古車や他モデルへ流れる動きもあり、新車・中古車を含めた市場全体としては過熱しすぎず、比較的落ち着いた購買動向を見せているようです。
一方で、クロスオーバー Zやクロスオーバー RSを検討する上級志向の層では、値上がりを理由に購入を躊躇する傾向は少ない印象です。新しく採用された第5世代ハイブリッドによる動力性能の向上など、「進化に見合う改良内容だ」と前向きに評価する声も多く、価格アップを受け入れつつ上質な走りを求めるファンには着実に響いているといえるでしょう。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。


















































