人気の3列シートSUV初改良! マツダ新型「CX-8」にガソリン仕様追加で多彩なニーズに対応
マツダは、3列シートSUV「CX-8」に、「2.5Lガソリン仕様/2.5Lガソリンターボ仕様」や上級グレードに「シートベンチレーション」を新設定。また、挙動を安定させる「GVC」もさらに進化し、「CarPlay」「Android Auto」など最新スマホとの連携も対応しています。
CX-8にガソリン仕様/ガソリンターボ仕様が追加
いままでの国産SUVモデルに「3列シート」のインパクトを与えたと言えるマツダ「CX-8」。2017年12月の登場からフルサイズのSUVとしては、販売好調モデルのひとつです。
発売当初は、エンジンは「2.2リッターディーゼルエンジン」のみ、シートも「3列シート」というラインナップを絞った形で展開していました。今回の商品改良では、いままでのディーゼルエンジンに加え、「2.5リッターガソリンエンジン」と「2.5リッターガソリンターボエンジン」を新設定しています。
もともとのディーゼルエンジンは、低速域から力強いトルクで長距離運転に適していました。追加されたガソリン仕様は、街乗りでも安心して運転できる使いやすさを追求。ターボ仕様は、低速から中速、さらには高速まで想いのままに加速する力強いフィーリングが特徴です。
今回の試乗では、新設定の「ガソリン仕様」と「ガソリンターボ仕様」を乗り比べています。いままでの「CX-8(ディーゼル)」のイメージで走り出すと「ガソリン仕様」は、想像よりも低速域のトルクが出て、その流れでスピードがどんどん上がっていく乗り心地です。
一方、「ガソリンターボ仕様」は、ターボ特有の低速域からグングンと力強く加速する感覚はありつつも、加速時の振動は抑えられているため、ターボ車に慣れていない人でも乗りやすい印象を受けます。また、高速域ではしっかりと伸びていくので、SUVだけど走りも楽しみたい人にも向いているのかもしれません。
2018年10月11日に発売された「CX-5」に新設定された「ガソリンターボ仕様」も基本同じスペックですが、両車の車重差は約200kgあり、その重さの分「CX-8」の方が鈍い印象でした。しかし、乗り比べない限りは「CX-8」でも気持ちよく走ることができます。