10年ぶりの全面刷新! もはや高級車? トヨタ新型「ハイラックス」初の電動化で欧州価格987万円のグレードも 伝統のタフネスは健在か
トヨタは、世界的なベストセラーピックアップトラックである「ハイラックス」の新型モデルを2026年年央発売にむけ準備を進めていると発表しています。先駆けて導入されている欧州仕様はどのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。
マルチパスウェイ計画のもと本格的な電動化
トヨタは、世界的なベストセラーピックアップトラックである「ハイラックス」の新型モデルを2026年年央発売にむけ準備を進めていると発表しています。
日本の導入に先駆け、すでにタイや欧州など一部海外市場での販売が開始されていますが、ここでは欧州仕様について解説していきます。
初代が1968年にデビューして以来、ハイラックスは過酷な環境下で活躍するワークホースとして、またレジャーの相棒として世界中で支持を広げてきました。累計販売台数は2700万台を超え、トヨタの信頼性や耐久性を象徴する一台として確固たる地位を築いています。
今回発表された9代目モデルは、10年ぶりの全面刷新となります。最大の注目点は、カーボンニュートラル社会の実現に向けたマルチパスウェイ計画のもとで本格的な電動化を遂げたことです。ショーでは2種類の電動化モデルが展示されました。
そのひとつが、ハイラックス史上初となるバッテリー式電気自動車(BEV)です。モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した駆動システム「eAxle」を前後輪軸に搭載する4WDで、最高出力は144kWを発揮します。59.2kWhのバッテリーを搭載し、一充電での走行距離は複合サイクルで257kmです。
もうひとつは、2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンに、モーター機能を持たせたオルタネーターと48Vの小型バッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド車(MHEV)です。電動化されても信頼性は徹底的に追求されており、BEV、MHEVともに渡河深度は700mmを確保し、従来のガソリン車と同等の性能を実現しています。

開発テーマに「タフ&アジャイル」を掲げたエクステリアデザインは、基本的な強さと現代的な力強さを表現しています。日本の力士が構える姿から着想を得たというプロポーションは力強く、ヘッドライトの間には「TOYOTA」ロゴが配置されました。り降りを容易にするためのリアステップや、再設計されたサイドステップも新たに採用されています。
ボディタイプは4ドアのダブルキャブで、ボディサイズは全長5320mm×全幅1855mm×全高1800mm、ホイールベースは3085mmです。
内部構造では、歴代モデルの卓越したオフロード性能を支えてきた頑丈なラダーフレーム(ボディオンフレーム)構造を継承しており、伝統のタフネスは健在です。
また、先行販売を開始しているイタリアで展開されるグレードはHilux、Icon、Premium、Invincibleの4種類で、価格はHiluxが4万1400ユーロ、Iconが4万7700ユーロ、Premiumが5万100ユーロ、Invincibleが5万3400ユーロとなっています。参考として、5月下旬時点の為替レート(1ユーロ=184円)で換算すると、それぞれ約765万円、約882万円、約926万円、約987万円に相当します。
電動化という新たな価値を加えながら、ハイラックスが長年培ってきた本質的な魅力を受け継いだ新型モデルだけに、国内仕様の詳細や価格が気になるところです。
Writer: くるまのニュース編集部
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