第二通行帯走行はNG 原付バイクの走る車線と、走れない道

2輪通行禁止の標識には、特定の排気量を指すものがある

 またこれとは別に、注意しなければならないのが「2輪通行禁止」の標識です。2輪通行禁止の標識は原付だけではなく、全てのバイクに共通するルールですが、標識の下の補助標識に「原付」や「自動2輪を除く」と書かれている場合は要注意。とかくありがちなのが、幹線道路のアンダーパスやオーバーパスの前の標識を見逃してしまうこと。

見逃しがちな「2輪通行禁止」

 原付の場合、30km/hの速度制限や第一通行帯通行の義務から、周りの車両との速度差などを考慮し、アンダーパスに入るのは危険と判断されることが多く、他のバイクはOKでも、原付だけ禁止されている場所が多くあります。

 他のスクーターが走って行ったから…、と、ついついて行ってしまうと、そのバイクはピンクや黄色ナンバーの原付2種だったりすることも。違反してしまった場合、「通行禁止違反」として反則金が5000円、違反点数2点が課せられます。2輪の通行規制区間に関しては、「日本二輪車普及協会」のホームページに排気量別に記載されていますので、初めて行く道がある場合、ここをチェックしてから出かけることをお薦めします。

 ちょっと面倒くさい原付の交通ルールですが、乗るとなったら、なんとなくではなくきちんとルールを把握することが大切です。なんとなく大丈夫かな? で違反切符を切られてしまったら、言い訳もできませんし損をするばかりですので、ご注意ください。

【了】

原付バイクの走る車線と、走れない道を写真で見る(2枚)

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