【これ車検通るの?】 ジムニーカスタムの定番リフトアップ&エアロパーツ・ボディキットでOKな基準は? カスタム40年のプロ・DAMDの回答に納得!【PR】

4.リフトアップの際に気を付けたい!直前直左対策

子供を想定した高さ100cm、直系30cmのポールが運転席から見えるかどうかという視界性能の基準

 言葉だけ聞くと「???」ですが、運転席から見た視界性能の基準になります。ジムニーの場合は多くの人がリフトアップするため、車検を通す際の注意すべきポイントの1つだそうです。

ジムニーはフロント側がリフトアップ(2インチアップくらいから)するとNGになってしまう

高さ100cm、直系30cmのポール(子供を想定したサイズ)を車両前方と側方に置いて、運転席から視認できるかどうかが判断基準となります。

ジムニーには左ドアミラー下にあるサブミラーで側方問題ありませんが、フロントはリフトアップ(2インチアップくらいから)するとNGになってしまうので、カメラとその映像が常時確認できるモニターをプラスする必要があります。ちなみに保安基準でもカメラに関して明確な定義が無い為、都道府県ごとにある各陸運局の判断になりますが、カメラの代わりに常時モニター表示されているドラレコでOKな所もあります。

5.リフトアップが出来なくなるわけじゃない!突入防止要件

バンパーも突入防止装置にあたり、DAMDのバンパーは純正よりも低いデザインになっているためリフトアップができる

 衝突した際にクルマの下に潜り込まないようにするための装置で、トラックでは良く知られています。これまで乗用車ではあまり聞かれることがありませんでしたが、2021年の9月から適応されました。通称「リフトアップの法規」と言われています。

ジムニーの場合、純正だとリアメンバーの高さが突入防止要件の基準。フレームの最低端が地上から600mmを超えるとOUTになる

ジムニーのリアメンバーの高さが突入防止要件の基準で、フレームの最低端が地上から600mmを超えるとOUTです。本来なら2インチアップで何らかの突入防止装置が必要となります。

そのため『法改正でリフトアップできなくなる』と言う噂が流れましたが、結論から言うと問題ありません。それは何らかの突入防止装置に『パンパ―』も含まれているからです。その結果、純正バンパー下端は3インチリフトアップしても大丈夫です。

ただ、社外のショートバンパーに交換している人はOUTで別の突入防止装置を付ける必要があります。ちなみに弊社のバンパーは純正よりも低いデザインなのでリフトアップ派にはおススメです。カッコよくなる上に要件も余裕でクリアできます

6.エアバックってなくてもいいの?ステアリング交換

最近では少なくなっていますが、定番のステアリング交換。エアバックがなくなってしまう例もあるが、実は保安基準にはエアバックの記載がない

 最近では少なくなっていますが、ジムニーでは今でも定番のステアリング交換。ただ、「エアバックを外しても車検は通るの?」と言う心配もあると思います。

保安基準にはエアバックの記載がありません。つまり『エアバックの有無は法律に関係ない』と言うことです。気を付けて欲しいのは、任意保険ではエアバック搭載車になっているはずなので、そのままだと契約違反になる可能性があるため必ず確認を。

最近はステアリングスイッチが使えないと困るケースが多いため、DAMDの製品では一部のメーカー用に専用品とはなりますが、エアバックとスイッチを移設可能な小径ステアリングをラインアップしています(スバル/マツダ用を用意)。

ちなみにステアリングで車検NGになるのは『ホーンのマーク』です。基準はラッパのマーク、もしくはホーンである事が一目で解るマークが運転席から見える事。極論を言えば、マジック手書きでもOKです

いろいろルールはあるけれどDAMDのパーツなら安心

ガラッと印章が変わるが、DAMDのアイテムは全て基準をクリアしているので、安心して装着が可能

 このようにクルマには様々な要件がありますが、DAMDのアイテムは全て基準をクリアしているので、安心して装着が可能です。

 カスタマイズは自己責任が基本だからこそ、正しい知識を持って安心した商品を選ぶのが一番。そういう意味では、DAMDは「カッコいい上に法律も遵守」のモノづくりにこだわっていますが、これこそが一流の証です。

カスタマイズ業界の中でエアロパーツ・ボディキットはグレーな所はあるように思われがちです。そのため、弊社では保安基準をクリアするのは当たり前で、その先……不安や誤解がないようなモノづくりも強く意識しています。

それでも車検場やディーラーで解釈の違いによる間違った判断をされることもありますが、我々も『問題がない』と自信を持って言えるファクトを持っていますので、何かあった際にはできる限りフォローアップもします

シッカリ法規の中で作っていても、車検場やディーラーで解釈の違いによる間違った判断をされる場合もあるがその場合はしっかりフォローをすると語る徳田氏

 ちなみに最近はクルマ好きへの発信に加えて、カスタムにそれほど興味がない層へのアピールも行なっているそうです。

恐らく『カッコいい』は直感的に解る部分だと思います。ノーマルではちょっと物足りない人に、『こんな事もできますよ』と言う選択肢ある事を知って欲しいです。それを知ることでカーライフは変わるし、もっと楽しくなると思っています

 せっかくの愛車、もっと自分好みにしてみませんか? カスタマイズで彩りを!!

[Text:山本シンヤ Photo/Movie:土屋勇人]

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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