日産「キューブ」の超レトロ仕様!? まるで「アメ車」なド迫力モデルに大注目! ワイド化&“超絶カスタム”で完成させた「Z12 Cu-Ba」がスゴイ!
個性的なデザインと秀逸なコンセプトによって大きく話題を集めたカスタムカーとして、「Z12 Cu-Ba」について解説します。
日産「キューブ」の超レトロ仕様!?
毎年1月に開催される「東京オートサロン」には、自動車メーカーやカスタムショップにくわえて、各地の自動車大学校が手掛けたカスタムカーも出展されます。
その中には、個性的なデザインと秀逸なコンセプトによって大きく話題を集めたモデルも存在しました。

その代表格と言えるのが、2020年開催の「東京オートサロン2020」に日産愛知自動車大学校が出展したコンパクトカーの「Z12 Cu-Ba」です。
Z12 Cu-Baは、2008年式の日産「キューブ(Z12型)」をベースとするコンセプトカーで、開発テーマは「キューバで走っているような古いアメリカのクルマ」。
キューバは、キューバ革命によってアメリカとの国交が途絶えていた期間が長かったため、国交断絶以前に入ってきたアメリカの古いクルマが数多く使われており、現在でもレトロなクルマが街並みを走り回っています。
こうしたキューバの景観の特徴である古いアメ車を、やや丸みのある四角いフォルムが特徴のキューブで再現したのが、Z12 Cu-Baでした。
ちなみに車名の「Cu-Ba」は、「キューブ(CUBE)」と「キューバ」をもじったものでもあり、非常によくできたネーミングと言えます。
そんなZ12 Cu-BaのベースとなったZ12型キューブのボディサイズは、全長3890mm×全幅1695mm×全高1650mmとコンパクトですが、これをアメリカンなスタイルにカスタムするためフロント・リアともに1メートルほど拡大。
ほとんどの外装パーツがオリジナルのものへと変更されており、説明が無ければとてもベースがキューブとは思えない大幅なカスタムが施されています。
とくにフロントは、ワイド化されたフェンダーや大型グリル、大迫力の盛り上がったボンネットなど、アメ車らしい見た目へと刷新。
サイドにもオリジナル製作パーツを装着することで、ボリュームのあるスタイリングを成立させました。
リアには金属調のバンパーを取り付けたほか、スプレッド化されたリアウインドウなどでアメ車を表現。
よく観察すれば若干ベースの面影が見られるものの、それでも言われなければ分からないほどの変貌を遂げています。
インテリアは、白と黒を基調とするスタイリッシュな仕上がりとなっており、さらにリアに大型モニターを装備。
レトロなエクステリアとは一変して、現代的かつラグジュアリーな雰囲気に仕上がっていました。
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このように、キューブをベースとして大胆かつ大幅なカスタマイズが施されたZ12 Cu-Ba。
同車はなんと約2ヶ月で製作されたといい、その作業の早さも驚きの1台でした。
コンセプトカーのため市販されることはありませんでしたが、アメ車好きの心には大いに刺さった、記憶に残る秀逸なモデルです。
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