三菱自動車工業（以下、三菱）のタイ法人、三菱モータータイランドは2023年6月20日（現地時間）、7月26日に世界初公開の新型「トライトン」について、事前キャンペーンを実施します。
　
　発表日前日の7月25日までにタイで予約注文を入れたユーザーに対し、3つの特典を用意するといいます。

　トライトンは、現在日本では売られていないピックアップトラックですが、アセアンやオセアニアを中心に、中東、欧州、アフリカ、中南米など、世界およそ150の国と地域で販売され、三菱にとって重要な世界戦略車です。

　エリアによっては「L200」の車名で発売されています。

　現行型トライトンは、2018年にマイナーチェンジを実施し、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用したスクエアな形状のフロントマスクが特徴です。

　ボディサイズは全長5300mm×全幅1815mm×全高1795mm（ダブルキャブ・4WD）で、2.4リッター 直列4気筒ディーゼルターボエンジンと、6速ATもしくは6速MTが組み合わされます。

　4WDモデルでは、4つの走行モードを持つ「スーパーセレクト4WD II」を採用し、高い悪路走破性も確保します。

　過去には国内でも販売が行われていたほか、アジアクロスカントリーラリー2022にチーム三菱ラリーアートで参戦した競技車両が「東京オートサロン2023」に出展されたこともあり、SNSなどでは「日本市場の復活」を期待する声も見られます。

　そんななか三菱は、2023年3月にタイで開催された「第44回バンコク国際モーターショー2023」でピックアップトラックのコンセプトモデル「XRTコンセプト」を出展し、次期型トライトンを示唆。

　さらに6月20日には、新型トライトンをタイで7月26日に世界初公開することを正式発表しました。

　三菱のピックアップトラックとしては6代目となる新型は、フルモデルチェンジでボディサイズを一回り大型化し、水平基調で力強いスタイリングを実現させるといいます。

　三菱の渡辺誠二 デザイン本部長は、新型トライトンについて次のように説明します。

「デザインコンセプトは『BEAST MODE』（勇猛果敢）。

　ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、三菱自動車らしい堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現しました」

　正式な発表と価格公開に先駆け、三菱モータータイランドでは7月25日までティザー（事前告知）キャンペーン「ALL-NEW TRITON REV UP & WIN」を実施し、早期購入者に対し3つの特別な特典を用意します。

　まず新型トライトンのうち、ダブルキャブ ハイライダー 4WDモデルの購入予約者に対しては、4万バーツ（約16万円）以上のアクセサリーをセットした純正「トライアルパッケージ」を提供します。

　内訳はブラックスポーツバー、フェンダーアーチモールディング、ベッドライナー、サイドドアガーニッシュ一式、サイドウィンドウディフレクター一式、グリルエンブレム（クローム）の一式です。

　装着すれば、新型トライトンにさらなる“タフ感”をもたらしそうです。

　また新型トライトン シングルキャブ ハイライダー 4WDモデルの購入予約者に対しては、各オーナーの好みに応じてホイールとタイヤを個別に装飾できる「ホイール＆タイヤ パッケージ」が提供されます。

　こちらも2万バーツ（約8万円）以上に相当するアクセサリーです。

　2つめの特典として、応募者のうち先着1000名に「限定版トライトンボックスセット」を提供します。

　さらに3つ目の特典は、キャンペーン応募の全員を対象に「MITSUBISHI TRITON HAPPY TRIP IN JAPAN」抽選会の権利をプレゼントするというものです。

　抽選により20名に対し日本への旅行が提供されます。

　ツアーでは、三菱の岡崎工場と三菱自動車オートギャラリーの見学をはじめ、世界遺産の白川郷（岐阜県）、富士山などを訪れるほか、東京への新幹線乗車体験などが含まれます。

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　三菱モータータイランドの社長兼CEO、 小糸 栄偉知氏は次のように話します。

「私たちは、新型トライトンの品質と性能を知っていただく機会を多く提供したいと考えています。

　この非常に特別な早割キャンペーンは、世界に先駆け新型の購入を検討することができるタイのユーザーにとって、絶好の機会になると確信しています」

［※編集部注記：掲載当初、三菱モータータイランド社長兼CEOのお名前を誤って記載していました。2023年6月26日修正済みです。お詫びして訂正いたします］