迫力のマスクで独自の個性を主張！

　トヨタの米国法人は2023年5月30日（現地時間）、同年夏に発売予定の新型3列SUV「グランドハイランダー」2024年モデルの装備やグレードラインナップ、価格などの詳細情報を発表しました。
　
　3つのパワートレインを用意し、全部で10のグレードを揃えます。

　新型グランドハイランダーは、米国のSUVラインナップへ新たに追加される3列シートSUVで、すでに販売されている同様の3列シートSUV「ハイランダー」の実質的な上位モデルとなります。

　企画、デザインから開発、生産に至るまで、米国のトヨタ法人を主導に進められたモデルです。

　ボディサイズは、全長201.4インチ（約5116mm）×全幅78.3インチ（約1989mm）×全高70.1インチ（約1781mm、アンテナ除く）、ホイールベース116.1インチ（約2949mm）と極めて大型。

　外観デザインは、ハイランダーとは異なる独自のスタイリングを採用します。

　台形の最新ハンマーヘッドグリルを用いた迫力あるフロントマスクや大径20インチホイール、シャープな形状のリアまわり、デュアルエキゾーストなどで、シンプルながらダイナミックな印象を与えます。

　低いボンネットと大きなサイドガラスにより、視認性も高く市街地でも安心して運転できるとトヨタは説明します。

　インテリアは上質で機能的な仕上げとし、ソフトパッドのインパネには木目調加飾を備えるほか、グレードにより上質なレザーを備えたシートも用意します。

　大型のリアドアとともに、3列目シートへのアクセスにも配慮したものとなっています。

　インパネには大型12.3インチのマルチメディアディスプレイを標準装備。センターコンソールには、2つのUSBポートや大型カップホルダー、ワイヤレス充電器などを備えるほか、助手席側には小さなバッグも収納できるポケットも用意します。

　また2列目、3列目席にもそれぞれ左右独立したUSBポートを備えるなど、乗員の利便性を確保しています。

　先進運転支援機能「Toyota Safety Sense（TSS：トヨタセーフティセンス）」は最新のTSS 3.0を搭載し、新たなプロアクティブ ドライビング アシスト システムを追加しました。

　車載のレーダーやカメラを用いて先行車や歩行者、自転車との距離を測りながら先読みし、カーブ進入などの際に穏やかなブレーキをかけたり、ステアリング補助を行う支援機能です。このほかTSSの各種機能も、性能が向上しています。

　トヨタマーケティンググループのリサ・マテラッツォ副社長は、新型グランドハイランダーについて次のように話します。

「新型グランドハイランダーは、学校の送迎から究極の週末の長期ロードトリップまで、お客様をどこにでも連れて行ってくれる究極のツールとなります。

　当社はこれまで330万台以上のハイランダーを販売しユーザーから支持されてきました。

　新型グランドハイランダーも多くのユーザーから同様の称賛を集めると考えます」

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　新型グランドハイランダーの米国でのラインナップは「XLE」「Limited」「Platinum」の3タイプ。

　これに3つのパワートレインと駆動方式の違いをあわせ、全部で10グレードを用意します。

　価格は「XLE」（FF）4万3070ドル（約602万円）から、「Platinum Hybird MAX」5万8125ドル（約813万円）まで。

　2023年夏より米国での販売が開始される予定です。