トヨタは2023年4月18日に上海モーターショー2023で、2台の新型SUV「bZ SPORT Crossover Concept（以下bZ スポーツ クロスオーバー コンセプト）」と「bZ FlexSpace Concept（以下bZ フレックススペース コンセプト）」を世界初公開しました。

　なかでも、スポーティなスタイルを持つbZ スポーツ クロスオーバー コンセプトについて、SNSなどでは様々な反響が寄せられています。

　今回発表された2モデルは、同社が2021年より展開しているBEV（電気自動車）専用ブランド「bZ シリーズ」の第4弾・5弾モデル。

　bZ シリーズといえば日本でも展開されている「bZ4X」や2023年4月にも中国で販売がスタートした「bZ3」などが含まれますが、トヨタは2026年までに10モデルを販売予定で、この内の2モデルとして2024年に中国市場に導入される予定です。

　なかでも新型bZ スポーツ クロスオーバー コンセプトは、トヨタと中国BYDが合弁で設立したBYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニー有限会社（以下、BTET）や、一汽トヨタ自動車有限会社（以下、一汽トヨタ）、豊田汽車研究開発センター有限公司（以下、TMEC）が共同開発している、アクティブで個性的なスタイリングを持つクロスオーバータイプのBEVで、一汽トヨタより生産・販売される予定です。

　クルマに乗った時、クルマで移動する時に、気分転換したいという想いを込めた「Reboot」をコンセプトに開発。

　エクステリアには、アクティブでアイコニックなスタイリングを採用。低めに抑えられた全高やシャープなラインがSUVながらスポーツカーのような印象をもたせています。

　インテリアはで、Z世代と呼ばれる若い世代のユーザーに向け、パーソナルな空間として使える機能を追求。丸型ではない異型のハンドルや、湾曲したディスプレイ、極力シンプルなデザインが採用されるなど先進的な仕上がりとなりつつも、内装色には赤が採用され、外装同様スポーティな印象をもたせています。

　また、運転支援や自動駐車などの知能化機能も含め購入後もクルマ全体が進化し続け、オーナーが、最新の状態のクルマを五感で楽しめるよう開発が進められています。

　そんなbZ スポーツ クロスオーバー コンセプトについて、SNSなどでは様々な反響が寄せられています。

　一番多くみられるのは「プリウスSUV!?」「SUV版プリウスのよう」といった新型「プリウス」と類似性を感じるという意見です。見比べてみると確かにハンマーヘッドをモチーフとしたというフロントデザインや、スポーティなスタイリングに類似性がみられます。

　また、「カッコイイ」「期待が高まる」など称賛の声も多く寄せられています。

　さらに、「PHEVモデルがあれば中国以外でも売れそう」など、BEVのみでなければ世界で売れるクルマとなりそうという意見もありました。

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　前述の通り、2024年にも発売されるという新型bZ スポーツ クロスオーバー コンセプト。詳細な情報は公開されていませんが、今後の動向に注目です。