まるで走る装甲「応接室」！

　2022年8月31日、ドイツの高級車カスタムメーカー「KLASSEN」が、「アーマードVIP スプリンター MSE 1466」の写真をSNSに投稿しました。これはメルセデス・ベンツ「スプリンター」を豪華内装の装甲車に改造したものです。

　スプリンターは、メルセデス・ベンツのバン型車。配達用バンとしてはもちろん、救急車やキャンピングカーなどさまざまな特装車のベースとして使用されることもあります。日本での正規販売はありませんが、一部中古車業者が、並行輸入車として輸入・販売しています。

　スプリンターを豪華内装の装甲仕様に改造したのはKLASSENというドイツのカスタムメーカーです。同社は、ロールスロイスやメルセデス・ベンツ、ランドローバーなどの高級車をリムジンや豪華内装仕様、装甲車仕様などに改装・販売しています。

　IKASがスプリンターをベースに改造したアーマードVIP スプリンター MSE 1466のエンジンは最高出力190馬力を発揮する2リッター直列4気筒ディーゼルエンジン。

　乗車定員は11名、車両後部はコの字型の座席配置で中央にテーブルが設置されており、会議室のようになっています。外装色はブラック、内装はブルーです。

　このクルマには防弾ガラスへの換装や後部装甲などの追加、ドアヒンジの強化など様々な改造がおこなわれており、その乗員保護レベルは、狙撃銃の7.62mm弾丸やM−16の5.56mm弾丸にも耐えられるCEN 1063 B6レベルになっています。

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　KLASSENは、SNSでアーマードVIP スプリンター MSE 1466の写真を以下のようなコメントとともに投稿しています。

「KLASSENの製品およびサービスの品質は、お客様の期待に基づいています。そのため、全従業員はこの要求を満たし、可能であればそれを上回るような仕事を行うことを約束します。品質に対する理解と意識、そして全従業員の品質に対する姿勢は、顧客の満足と長期的な取引関係の前提条件であり、KLASSENの長期的な成功を促進するものなのです」（編集部訳）

　KLASSENは7か国に拠点を持っていますが、日本にはありません。しかし車両は、日本にも輸入されている実績があるようです。