三菱の電動車技術を結集した新型「アウトランダーPHEV」

　三菱の米国法人は、「アウトランダー」のプラグインハイブリッド車となる「アウトランダーPHEV」（2023年モデル）を、ミネソタ州で開催中の「ツインシティオートショー2022」（会期：5月14日から22日まで）で初公開しました。

　米国では、2023年モデルのアウトランダーPHEVは2022年後半に発売予定とアナウンスされています。

　現行アウトランダーは、グローバルでは4代目に相当する三菱の主力SUVです（日本では初代は「エアトレック」として販売）。

　ガソリン車の現行アウトランダーは、他市場に先駆けて米国やカナダなどで2021年4月に発売されましたが、プラグインハイブリッド車の現行アウトランダーPHEVは日本で2021年12月より販売を開始（ガソリン車は未導入）。

　2022年3月にニュージーランドでも発売されており、米国ではこれらの国に遅れて現行アウトランダーPHEVが投入されることになります。

　2023年モデルのアウトランダーPHEVは、三菱が持つ電動車のノウハウを結集して誕生。

　高出力化したフロント／リアモーターで構成されるツインモーター4WDシステムを搭載するほか、三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」を標準装備。7つのドライブモードが設定され、道路状況にかかわらず安心・快適なドライブを楽しめます。

　またバッテリーの容量アップやガソリンタンクの大容量化により航続可能距離も延長されたほか、アウトランダーPHEVとしてはじめて3列目シートを装備します。

　三菱の米国法人（MMNA）のマーク・チャフィン社長兼CEO（最高経営責任者）は、すでに市場投入されているガソリン車の現行アウトランダーについて「世界的な供給難に直面したにもかかわらず、毎月販売記録を更新し、ホームラン（級のヒット）を飛ばしています」とコメント。

　そして2022年後半に投入される2023年モデルのアウトランダーPHEVについて「米国での販売が開始されれば、同車は三菱のフラッグシップモデルの座を獲得することになるでしょう。

　これまで販売した車両のなかでもっとも先進的で、最高の装備を持ちます。静かでクリーンなEVと、ガソリン車の航続距離と燃料補給の容易さを完璧に融合させたクルマです」と話します。