後席を撤去して2人乗り仕様に変化

　ヒョンデは、新型「キャスパーバン」を2022年2月3日に韓国で発表・発売しました。同社が2021年から韓国で販売する小型SUV「キャスパー」の商用仕様となりますが、どのような特徴があるのでしょうか。

　車種名がスケートボードのトリック（CASPER）に由来しているキャスパーは、2021年9月1日に乗用仕様が韓国で初公開されました。

　韓国の「軽車（キョンチャ）」という車種カテゴリに該当するモデルで、ボディサイズは全長3595mm×全幅1595mm×全高1575mm、ホイールベースは2400mm。

　上部に横長のウインカー、下部に丸形のLEDライトを配したフロントフェイスを採用したほか、張り出し感が演出された前後フェンダーなど、個性的でありながらSUVらしさも強調されたデザインが特徴的です。

　今回発表されたキャスパーバンは、後席を撤去して積載性に優れた荷室を提供するモデルです。荷室容量は940リッターを確保します。

　エンジンは最高出力76馬力・最大トルク9.7kgfmを発揮する1リッター自然吸気を搭載。オプションとして、最高出力100馬力・最大トルク17.5kgfmを発揮する1リッターターボも設定されます。

　予防安全機能として、クルマ、歩行者、自転車の検知に対応した衝突被害軽減ブレーキや、レーンキーピングアシスト、ハイビームアシストなどの装備も搭載されています。

　キャスパーバンの価格は1375万ウォン（約132万円、1ウォン0.096円で計算）です。