トヨタのタイ法人は、クロスオーバーSUV「カローラクロス」のスポーティバージョン「HEV GRスポーツ」を2021年11月29日に発表しました。

　なお、このカローラクロス HEV GRスポーツは、同月30日に開催された第38回タイ国際モーターエキスポ2021に出展されます。

　2020年7月にタイで発売されたカローラクロスは、2021年11月までに同国で累計2万7794台を受注し、CセグメントのSUVでは最高の販売台数を記録しています。

　なかでも1.8リッターハイブリッドモデルが全体の85％を占めるなど、ハイブリッドSUVにおいてもっとも売れているモデルとなりました。

　洗練されたエクステリアデザインや広々とした室内空間、「TNGA（トヨタニューグローバルアーキテクチャ）」によるこれまでにない走りの実現がカローラクロスの特徴ですが、今回登場したHEV GRスポーツは、GRパッケージによって大胆なスタイルを演出。

　外観は、フロントバンパーやグリル、サイドロッカー、リアアンダーラン、リアコンビネーションランプ、18インチアルミホイールなどにGRスポーツエンブレムをあしらった専用デザインを採用し、スポーティに仕上げました。

　ボディカラーはホワイトとレッドの2色に加え、GRのコンセプトに合わせてブラックのルーフを採用した2トーンカラーを用意しています。

　内装は、インストルメントパネルにピアノブラック加飾を採用。ステアリングホイールや本革シートのシルバーステッチを施し、ヘッドレストやプッシュスタートのGRロゴを配置するなど、GRらしさを表現しました。

　また、新開発のサスペンションと、スポーティなチューニングを施した電動パワーステアリングにより、より優れた走行性能を実現しています。
　
　さらに、全車速対応の「ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール」も搭載されます。

　カローラクロス HEV GRスポーツのタイでの価格は124万9000バーツ、日本円で約418万円です。