「雪道最強の乗用車!」 スバル新型「フォレスター」は雪でも無敵? 安定感バツグンの訳は

スバルは「フォレスター」のマイナーチェンジで新たに1.8リッターターボを搭載しました。ターボ仕様のフォレスターは、雪道でどんな走りをみせるのでしょうか。

雪の下り坂でも安定感を発揮

 マイナーチェンジで1.8リッターターボを搭載してきたスバル「フォレスター」ながら、同じスバルの新型「レヴォーグ」に注目が集まりがち。かくいう私(国沢光宏)も試乗していなかった。

 そこで「スバルといえば雪でしょう!」というタイミングを見計らい、存分に滑りやすい路面を楽しんでみました。ここまで読んで「雪道は怖い」とか「イヤだ」みたいに考える人もいるかもしれない。以下、じっくり。

スバル「フォレスター」
スバル「フォレスター」

 まずマイナーチェンジ後のラインナップだけれど、ベースモデルは「e-BOXER」と呼ばれる145馬力の2リッターマイルドハイブリッドになる。

 1.8リッターターボは、今までハイパワーモデルという位置づけになる184馬力・239Nmの2.5リッターと入れ替わります。理由は簡単。CAFE(企業平均燃費) と呼ばれる燃費規制が厳しくなったから。

 2.5リッターのターボ無しはWLTCモードで13.2km/Lという数値。新型レヴォーグに搭載された1.8リッターターボなら、177馬力/300Nmと大幅にトルクアップしながら燃費もWLTCで13.6km/Lに向上している。CAFEを達成するにはこの差の0.4km/Lも重要ということなんだと思う。

 では試乗といきましょう。一般道で乗ると、やはりトルクの太さが印象に残る。

 2.5リッターターボ無しの最大トルクは4400回転まで引っ張らないと出ない。一方、1.8リッターターボになると1600回転で最大トルクを出す。したがってスタートからアクセル踏んで走り出すや、いつでも最大トルクを出せる回転域に入ります。

 一般道の巡航でも高速道路の巡航でもパワー感は上々。大雑把なイメージとしては3リッターのターボ無しエンジンといった感じ。

 スバルの4WDシステム、常に4つのタイヤに駆動力を与えていることもあり(大半の4WDは巡航中、ほぼFFです)直進安定性もよく、アダブティブクルーズコントロールをセットすればロングドライブ上等です。

 国境の長い関越トンネルを抜けると雪道。しかも下り坂のため、条件的に厳しい。

 前述の通り4WDといっても巡航時はFF状態のクルマが多いため、滑りやすい下り坂でアクセルを戻すと前輪だけにエンジンブレーキが掛かる。雨の日の自転車で前輪にだけブレーキ掛けるようなモノ。当然ながら安定性イマイチの状況になってしまう。

 フォレスターはアクセルを戻すと4つのタイヤにエンジンブレーキが掛かるため、安定したまま減速してくれます。最新のスタッドレスタイヤさえ履いていれば、ストレスなく雪道のドライブを楽しめることだろう。

 またブレーキを掛けるような時も、精密な制御をおこなうABSが付いているため、左右輪でグリップが違う状況ですらキッチリ減速する。

 新潟県の湯沢ICで高速を降りると雪道パラダイス状態! 新雪から圧雪。アイスバーン、シャーベットまでさまざまな雪道がある。最低地上高が本格的なクロカン4WDに勝るとも劣らない220mmもあるため、相当の悪条件でもガンガン走ります。

 すべての乗用車のなかでフォレスターは最後までスタックしないと思う。雪道世界最強の乗用車といって良い。

 今シーズンは大雪に見舞われることも多く「次は雪に強いクルマがいい」と考えた人も多いんじゃなかろうか。となった時のショッピングリストにぜひフォレスターを加えておくといい。

 ちなみにフォレスター以外にショッピングリストへ載せておくべきは、トヨタ「RAV4」とマツダ「CX-5」。3モデルをジックリ比べ、自分に合ったクルマにしたらいいと思う。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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コメント

10件のコメント

  1. 大半の4WDが通常はFF?延々と水平対向は底重心と嘘を並べて今度は雪の舞台ですか?
    雪国でクラウンコンフォートのタクシーが普通に走るの見ると過剰な無意味な宣伝にしか思えないのですがね。

    • 雪の中国自動車道、宝塚から三田という関西最大の上り渋滞スポットで、朝から降り出した雪が急速に積もり、昼過ぎに通った時には上れないFR高級車、クラウンやベンツが大量に道の真ん中に打ち捨てられる地獄の光景を見ました。万が一の性能はバカにできませんね。私はシビックで平気でしたが。

    • そーいう話じゃないんだよw、起動に関しては四駆は立ち往生を免れやすいだけの話ね
      普段は雪が降らない地域で雪が降ると必ず得意気にFFだの四駆だのと日頃は余計なプロペラシャフトやドラシャを十字架のごとく背負ってる連中が出番とばかり用もないのに四駆を道具に持論でイチイチ出陣してくるのが邪魔くさいだけなんだよ
      だいたいがこの類の連中は車を滑らさない運転を誉に勘違いしてるだけで、滑りを利用する危険回避の運転技術の欠片もないんだよ。
      私は乾燥路面ですら不安定なベンツ190Eを新潟で2年使ったが運転が下手な私ですら不便は感じなかったね、それに雪なれしてない私に対して周囲も親切だったね、四駆なんてのは絶賛するもんでもないし他に転用が効かないトンネル工事の道具くらいにしか思わないね。

    • 大半の車両はオンデマンド4WDで燃費を稼いでおり、Snowモードを使えばパートタイム4WDのように使うこともできますね。

      水平対向が低重心というよりスバル車は低重心という事。
      因みに、雪路面において4WDが有用なのは確かなことです。圧雪路において運転技量でカバーする人もいますが、通用しないシーンももちろんあります。また、高い運転技量や経験がなくとも安定して運転できますからね。

      タクシードライバーやコメ主さんは運転技量でカバーできるタイプのように見受けられますね。

    • 51年規制のレオーネまでエンジン真上にスペアタイヤを放置したスバルが今度は車枠で底重心なの?ネジ曲がった根性は不治重工だよな〜w

    • 新潟生まれ新潟育ちですが、当時乗っていたのはFRのカローラ。車のトランクに必ずスコップを積んでいました。つまりスタックしたら自力で雪かきして脱出してました。早朝は除雪されていない道路も多かったですから、皆普通にそうしていました。
      轍があっても車の腹が当たってしまうんですよね。
      最低地上高が220mmあれば腹を擦ることもないですし、スタックすることもほとんど無くなるでしょう。

  2. 大半の車両はオンデマンド4WDで燃費を稼いでおり、Snowモードを使えばパートタイム4WDのように使うこともできますね。

    水平対向が低重心というよりスバル車は低重心という事。
    因みに、雪路面において4WDが有用なのは確かなことです。圧雪路において運転技量でカバーする人もいますが、通用しないシーンももちろんあります。また、高い運転技量や経験がなくとも安定して運転できますからね。

    タクシードライバーやコメ主さんは運転技量でカバーできるタイプのように見受けられますね。

  3. 〉フォレスター以外にショッピングリストへ載せておくべきは、トヨタ「RAV4」とマツダ「CX-5」
    三菱エクリプスクロス、次期型アウトランダーや次期型日産エクストレイルも候補にいれて欲しいなー!

  4. そりゃ
    スバル以外は滑った時だけのなんちゃって4WD
    スバルは「前後、左右対称」の
    常時フルタイムAWDの
    「シンメトリカルAWD」
    CMで流れる「安心と愉しさを」‼️

    • やんちゃって4WDなんてどこのバカのオマジナイなのかね?
      車が伝える情報に音痴な輩が情報収集でいないだけ。確かにスバルは四駆に力を注いでるが乗り手がその真意を理解できないからスバルで事故るバカも石投げりゃ当たるし