「密避けたいから」年末を1人で過ごす人へ 新型コロナ禍で注目すべき小型車3選

これぞ「究極の軽自動車」といえた一台とは?

●スズキ「ツイン」

 2003年に登場した「ツイン」は、乗車定員が2名となる超小型軽自動車です。全長は、軽自動車規格の3400mmを600mm以上も下回る2735mmに設定されていました。

 丸みを帯びたデザインは第33回東京モーターショー1999に出展された「Pu3コミュータ」が元とされています。最小回転半径も3.6メートルと、取り回しの良さは圧倒的です。

 また、ガソリン仕様のほかに軽自動車の市販モデルとして初のハイブリッド仕様を設定したクルマであったことでも知られています。駆動用バッテリーには鉛電池が用いられ、燃費(10・15モード)は34km/L(ハイブリッドA)を記録していました。

スズキ「ツイン」
スズキ「ツイン」

 そんなツインですが、荷室にアクセスするにはガラスハッチを開けるか、助手席を倒してドアからアクセスするかの2択で、バックドアは設けられていません。

 しかし、荷物の取り出しは不便なものの、2名乗車でも最低限の荷室スペースは確保されており、助手席を倒して1名乗車とすれば、ゴルフバッグの積載も可能です。

 なお、ハイブリッド仕様の荷物スペースは駆動用バッテリーが占拠しており、助手席を倒さなければ荷物を置くスペースはほとんどありません。

 近年、軽自動車市場では箱型ボディと両側スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンが人気となっていますが、ツインは究極のシティコミュータであると同時に、軽自動車の原点ともいえるクルマだったといえるでしょう。

 ツインは2005年まで販売されました。

※ ※ ※

 国土交通省のデータによると、乗用車の平均乗車人数は平日で約1.3人、休日で1.7人とされています。つまり、平均的なクルマ移動においては、今回紹介したコペンやツインでも事足りてしまうというわけです。

 2020年は、新型コロナウイルスが猛威を振るった一年でした。今後、密を避けたうえでミニマムにクルマ移動をするという観点からも、シティコミュータはより評価されてよいクルマといえるのかもしれません。

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