原付二種で「本格ラリー」を楽しめる!? 超軽量122kgボディにビッグタンク搭載! 中国KOVEが新型「125 RALLY」などを欧州で一挙公開
中国のバイクメーカーKOVE(コーベ)は、2026年11月3日に開幕した「EICMA2026」(ミラノショー)で、新型の「125 RALLY」「350 RALLY」「650RR」を発表しました。
勢いを増す中国メーカー
中国のバイクメーカーKOVE(コーベ)は、2026年11月3日に開幕した「EICMA2026」(ミラノショー)で、新型の「125 RALLY」「350 RALLY」「650RR」を発表しました。
あわせて電動バイクの「BONIC」と「E-500RR」、独自の電子クラッチ、2027年のレーシングラインナップも披露しています。
ラリーモデルの125 RALLYと350 RALLYは、いずれもフロントに21インチ、リアに18インチのホイールを採用します。

最高出力14.7PS/9,000rpmを発揮する水冷4ストローク単気筒SOHCエンジンを搭載する125 RALLYは軽量なアドベンチャー入門モデルです。
350 RALLYの車格をそのままに(多くの外装パーツが共通)、乾燥重量122kgのライトウェイト・アドベンチャーマシンに仕上げています。
タンクは350 RALLYとは異なりエンジンサイドタンクを持たないものの、容量12.5Lを確保。燃費のいい125ccクラスとしては十分なビッグタンクとなっています。
マフラーもアップマフラーとし軽快なライディングと破損対策を実現。ライディングモード(エコ、スポーツ、オフロード)も備えています
一方、350 RALLYは排気量349.9ccのエンジンに21Lタンクとロングトラベルサスペンションを組み合わせ、長距離走行に対応します。振動を抑えるデュアルカウンターバランサーに加え、過酷なオフロード走行を支えるドライサンプ潤滑方式も備えます。
また、公道用のマシンでありながらラリーレーサー直系の設計となっており、クラス最大の21Lタンク(公称航続距離最大600km)を装備。450RALLYと同様、エンジンサイドタンクとなっており、このビッグタンクでも低重心とスリムなライディングポジションを実現。
エンジンサイドタンクを回避するためにダウンエキゾースト・マフラーとなっていますが、これによりEURO5+をクリアするための触媒・巨大なサイレンサーであっても低重心となっています。
スーパースポーツの650RRには、新設計の645cc直列4気筒エンジンを搭載します。電子制御スロットルを備え、最高出力80kW/1万3000rpm、最大トルク60N・m/1万1000rpmです。
高強度のツインスパーフレームとアルミニウム製サブフレームを採用し、6軸IMU、双方向クイックシフター、コーナリングABSも組み合わせています。
電動モデルのBONICは、鳥の骨格に着想を得た生物模倣構造と、ダカールラリーでの経験を反映したシャシーチューニングが特徴です。軽さとオフロードでのコントロール性を重視しています。
E-500RRは独自開発の水冷アキシャルフラックスモーターとレース向けに調整したシャシーを採用し、50kW以上の出力と150kg以下の車体重量を目標としています。
同時に披露したKOVE電子クラッチ(KEC)は、センサーからの入力に応じてクラッチの接続と切断を制御する仕組みです。マニュアル、オートマチック、自動化マニュアルの3モードを用意します。
KOVEは2023年のダカールラリー初参戦で、出場した3台すべてが完走しました。2025年にはファクトリーライダーのベニャ・フェルナンデス選手がWorldSSP300のタイトルを獲得。
2026年には「450RR」がWorldSPBで20ポイントを挙げ、アッセンでレースラップ記録を樹立しました。ニールス・テリック選手もダカールラリーのRally2クラスで3つのステージ優勝を果たしています。
同社は内燃機関を搭載する新型3モデルを2027年下半期、KECを2028年上半期に市場投入する計画です。
2027年のWorldSPBにはイケル・ガルシア選手とアントニオ・トーレス選手が、計画中の650RRで参戦する予定です。
ラリーではユーゴ・ブランジュ選手がニールス・テリック選手、スニエル選手に加わります。今回の発表は、KOVEが競技で得た経験をラリー、スーパースポーツ、電動バイクへと広げていく姿勢を示しています。










