新車450万円のトヨタ「最小ランクル」に“若いファミリー層”も注目! 発売5か月でも購入困難!? 販売店に聞いた「ランクルFJ」の現状は?
トヨタ「ランドクルーザーFJ」は、発売から約5か月が経過した現在も購入が難しい状況が続いています。どのような人が購入を検討しているのか、販売店に話を聞きました。
「最小ランクル」に“若いファミリー層”も注目!
トヨタは2026年5月、「ランドクルーザー」シリーズの新たなモデル「ランドクルーザーFJ(ランクルFJ)」を発売しました。
シリーズで最もコンパクトな本格クロカンSUVとして登場したFJは、発売から約5か月が経過しましたが、一部の販売店では早々に受注枠が埋まるなど、購入が難しい状況が続いています。
そんなランクルFJですが、どのような人が購入を検討しているのでしょうか。販売店に話を聞きました。

ランクルFJは、グローバル商用車向けの「IMV」シリーズで培ったプラットフォームを刷新して採用した、本格的なクロスカントリーSUVです。
ランクル伝統のラダーフレーム構造を採用し、最低地上高は250mmを確保。悪路でもタイヤが浮きにくい性能を示す「ホイールアーティキュレーション」は、「ランクル70」と同等の水準を実現しています。
ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mmと、ランクルシリーズでは最もコンパクト。最小回転半径も5.5mに抑えられており、日本の道路事情でも比較的扱いやすいサイズとなっています。
後席には前後スライドとリクライニング機能を備え、荷室容量は795リットルを確保。コンパクトなボディながら、室内の使い勝手にも配慮されています。
価格(消費税込み)は450万100円と、ランクルシリーズのなかでは最も安く設定されています。
関東地方のトヨタ販売店に発売当初の状況を聞くと、購入希望者の動きは非常に早かったといいます。
「当初の店舗割り当ては数台程度で、発売後すぐに枠が埋まりました。長年お付き合いのあるお客様にご案内するケースもありましたが、一般のお客様には抽選で対応することもありました」
全国の登録台数を見ても、ランクルFJの好調ぶりがうかがえます。
トヨタが公表した登録台数によると、2026年6月から9月までの4か月間で、ランクルFJは約1万5300台を登録しました。
同期間のランクルシリーズ全体の登録台数は約2万9700台で、ランクルFJがその半数以上を占めています。月平均では約3800台となり、トヨタが発売時に発表した月販基準台数1300台の約3倍に達しています。
購入検討者にも、いくつかの傾向があるようです。
同店によると、ランクルシリーズからの乗り換えだけでなく、ほかのSUVからの乗り換えを検討する人も目立つといいます。
「ランクルプラドからの乗り換えを考えている方のほか、『RAV4』や『ハリアー』、『FJクルーザー』にお乗りの方もいらっしゃいます。また、ランクル70が欲しくても購入できないため、FJも検討するという方もいらっしゃいます」
比較的コンパクトなボディサイズや価格設定も、購入を検討するきっかけになっているようです。
「FJの登場を待っていたという方もいらっしゃいました。奥様やお子様からの評判もよく、比較的若いファミリー層のお客様も多い印象ですね」
一方、現在の受注状況については、取材した販売店では新規注文の受付を停止しているとのことです。
販売会社によっては引き続き注文を受け付けているところもあるようですが、注文できたとしても納車までには時間がかかるといいます。
こうした状況のなか、購入希望者に案内する選択肢のひとつが、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」です。
KINTOでもランクルFJを取り扱っており、モデリスタ仕様も用意されています。公式サイトには納期の目安が掲載されていますが、生産状況などによって変動する場合があるため、最新情報の確認が必要です。
なお、ランクルFJの購入時には、カスタマイズパーツを合わせて注文する人もいるそうです。
トヨタは本格オフロードパーツメーカー「ARB」の製品を純正用品として設定しており、ルーフラックやスキッドプレートなどを用意しています。
このほか、ボディデカールなどの販売店装着オプションも設定されており、同店では車両と一緒にこうしたパーツを注文する人も比較的多い印象だといいます。
※ ※ ※
ランクルらしい悪路走破性と扱いやすいボディサイズを両立したランクルFJ。従来のランクルファンだけでなく、若いファミリー層にも関心が広がっていることがわかりました。
一方で、購入できる機会は限られており、今後の受注状況が注目されます。



















































