トヨタ「アルファード」級サイズの新型「“車中泊”ミニバン」発表! “3列7人乗り”ボディに「スライドドア&回転シート」採用! キッチンもあるルノー「トラフィック エスカペード」仏国で登場
ルノーは2026年10月22日、商用車や乗用車として展開する「トラフィック」のディーゼル仕様に改良を施したと発表しました。そのラインナップには、3列7人乗りでベッドやキッチンを備えた「エスカペード」も用意されていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
ベッド&キッチンも完備
ルノーは2026年10月22日、商用バンや乗用モデルとして展開する「トラフィック(Trafic)」のディーゼル仕様に改良を施したと発表しました。
今回の改良では、新たな電動パワーステアリングや強化されたブレーキシステムなどを採用し、運転のしやすさや安全性、快適性を高めています。
そんなトラフィックのラインナップには、3列7人乗りで車中泊にも対応する「トラフィック エスカペード(Trafic Escapade)」というモデルも用意されています。
そもそもトラフィックは、1980年に初代モデルが登場したルノーの商用車シリーズです。荷物を運ぶバンだけでなく、大人数で移動できる「コンビ(Combi)」など、さまざまな仕様が展開されています。
エスカペードは、2025年11月にフランスで初公開され、2026年3月に受注が開始されたレジャー向けモデルです。
普段は大人数で乗れるミニバンとして使用でき、休日には車中泊やキャンプなどを楽しめる、多目的なクルマとして開発されました。

エクステリアは、大きなフロントウインドウや力強いフロントマスク、直線的なルーフラインが特徴です。
商用バンをベースとした箱型のボディによって広い室内空間を確保しながら、LEDヘッドライトや大きなルノーのエンブレムなどを組み合わせています。
ボディには全長の異なる「L1」と「L2」の2種類を設定。短いL1仕様のボディサイズは、全長5080mm×全幅1956mm×全高1971mmで、ホイールベースは3098mmです。
一方、ロングボディのL2は、ベースとなるトラフィックの公表諸元で全長5480mm×全幅1956mm×全高1967mm、ホイールベース3498mm。L1より全長とホイールベースが400mm長く、さらに広い室内空間を備えています。
ちなみに、トヨタの人気の高級ミニバン「アルファード」は全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mmです。
比較すると、トラフィック エスカペードのL1はアルファードより全長が85mm長く、全幅は106mm広く、全高も36mm高いサイズとなっています。
全長5m級というアルファードに近い車格ですが、エスカペードの最大の特徴は、その広い室内空間を生かした装備にあります。
通常時は3列シートを備えた7人乗りとして使用でき、2列目には回転式のシートを採用。車内で向かい合って座ることもでき、移動中だけでなく停車中のくつろぎやすさにも配慮しています。
また、ボディ側面にはスライドドアを備え、後席への乗り降りもしやすい構造です。右側のスライドドアが標準装備され、左側にもオプションで追加できます。
さらに、後席にはベッドに変形するシートを採用しました。
3列目シートをスライドさせ、背もたれを倒すことで、L1では全長1800mm×全幅1400mmのベッドスペースを確保。L2では全長1900mm×全幅1400mmとなり、大人2人が横になれる広さを備えています。
上級グレードの「Iconic(アイコニック)」には折りたたみ式のテーブルも標準装備され、車内を食事や休憩に使える空間へと変化させられます。
そして、さらに注目したいのが、荷室に設けられたコンパクトなキッチンです。
キッチンユニットにはガスコンロや折りたたみ式のシンク、シャワーヘッド付きの給水設備などを装備。容量5リットルの清水タンクや収納スペースも備え、車外で簡単な調理や洗い物ができる設計となっています。
大掛かりなキャンピングカーとは異なり、普段使いのしやすさを残しながら、アウトドアを楽しむための装備をコンパクトにまとめている点が特徴です。
インテリアにはオートエアコンなどを採用するほか、従来仕様では8インチのマルチメディアディスプレイを備えています。
パワートレインには、2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力150馬力・最大トルク350Nmの仕様と、最高出力170馬力・最大トルク380Nmの仕様が用意されています。
トランスミッションは150馬力仕様に6速MTと9速ATを設定し、170馬力仕様には9速ATを組み合わせています。駆動方式はFF(前輪駆動)です。
なお、今回発表されたトラフィックの改良では、電動パワーステアリングの採用によって市街地や駐車時のハンドル操作を軽減し、高速走行時の直進安定性も向上させています。
また、フロントブレーキには2ピストン式キャリパーを採用し、ブレーキディスクも大型化。ドライバーの注意状態を監視するカメラやバックカメラの標準装備など、安全性の向上も図られています。
※ ※ ※
フランスで販売されているトラフィック エスカペードの価格は、150馬力のディーゼルエンジンを搭載するL1の「Evolution(エボリューション)」で4万6000ユーロ(約808万円 ※2026年10月下旬時点での為替レート換算、以下同)からです。
また、ロングボディのL2は4万7500ユーロ(約835万円)からとなっています。
なお、日本への正規導入については発表されていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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