ホンダ新型「4気筒スポーツ」は“クラッチ操作いらず”! 名車「CB400」の系譜を継ぐ高回転エンジン搭載! 「CBR500R FOUR」欧州で発表
ホンダ・ヨーロッパは10月20日、ミドルウェイトの新型スポーツモデル「CBR500R FOUR」を発表しました。
新開発の高回転型直列4気筒エンジンを搭載
ホンダ・ヨーロッパは10月20日、ミドルウェイトの新型スポーツモデル「CBR500R FOUR」を発表しました。
同モデルは2026年11月3日から8日までイタリア・ミラノで開催される「EICMA 2026」(ミラノショー)に出展される予定です。

CBR500R FOURは、新開発の高回転型直列4気筒エンジンを核に、完全にゼロから設計されたモデルで、新世代のライダーに向けて送り出されます。
このモデルのルーツは、日本国内で30年以上支持されてきたCB400 SUPER FOURにあります。4年間の休止を経て、CB400 SUPER FOURとCBR400R FOURは新たなデザインを取り入れて復活しました。
完全新作となるCBR500R FOURは、このCB400 SUPER FOURから発展した一台で、日帰りや週末のスポーツレジャーライドを楽しみたい次世代の要望に応える存在とされています。開発コンセプトは「新世代スポーツ(New Generation Sport)」で、「日常使いでも体験できる高揚感」を掲げています。
搭載されるエンジンは水冷DOHC4バルブの直列4気筒で、排気量は502ccです。日本市場のCB400 SUPER FOURに積まれる400ccユニットを進化させたものにあたります。最高出力は53.0kW/1万1000rpm、最大トルクは47.4Nm/9750rpmを発生し、レッドラインは1万2500rpmに設定されています。35kWのA2ライセンス(日本における普通自動二輪免許)向けバージョンも、新車時から用意される点も見逃せません。
ボア×ストロークは60×44.4mm、圧縮比は12.3:1です。シリンダー内壁にはNi-SiC(ニッケルシリコンカーバイド)メッキを施し、シリンダースリーブを不要にしました。バルブリフターにはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を採用し、軽量化と摩擦低減を図っています。
吸気はダウンドラフト方式で、ヘッドライト下部のデュアルラムエアダクトから取り込んだ空気を、燃焼室の真上にある5.8Lのエアボックスへ導きます。ファンネルは長さの異なる4本で、1番と4番シリンダーが70mm、2番と3番シリンダーが90mmです。排気は、1975年のCB400 FOURに由来する4-2-1エキゾーストを組み合わせています。
操作系では、Honda E-Clutch(Eクラッチ)を標準装備しました。スロットル・バイ・ワイヤ(TBW)制御と組み合わせることで、発進、停止、変速の際にクラッチレバーを操作する必要がなく、シフトペダルだけで走れます。シフトダウン時にはオートブリップが働き、後輪の「ホップ」も管理します。クラッチレバー自体は備わっており、手動での操作もできます。
ライディングモードはSTANDARD、SPORT、URBANの3種類に、USER1とUSER2を加えた計5種類です。エンジンパワー、エンジンブレーキ、Honda Selectable Torque Control(HSTC)にはそれぞれ3段階の設定があり、USERモードではHSTCをオフにすることも可能です。
車体まわりも一新されており、新設計のスチールチューブ製ダイヤモンドフレームは、エンジンを剛性メンバーとして使います。キャスター角とトレールは25°/99mm、ホイールベースは1412mm、シート高は780mm、車両重量は189kgです。
足まわりには、Φ41mmのKYB製倒立フロントフォーク、アルミニウム製スイングアーム、Pro-Link(プロリンク)リアショックを採用しました。フロントはNissin製2ピストンラジアルマウントキャリパーと296mmのデュアルディスクで、2チャンネルABSが標準です。タイヤはピレリ「Diablo Rosso IV」で、サイズはフロントが120/70-ZR17、リアが160/60-ZR17となっています。
外観は、車体を包み込むシャープな輪郭のフェアリングが特徴です。フロントフェアリングはタンクやサイドパネルと連動し、マスフォワード(前輪荷重)なデザインを形づくっています。デュアルLEDプロジェクターヘッドライトにはウインカーがDRLシグネチャーと統合されました。
燃料タンク容量は14Lで、ホンダのフラッグシップ・スーパースポーツが持つ視覚的な洗練を、ミドルウェイトのカテゴリーにもたらすとしています。カラーはイグニッションレッド(トリコロール)とマットバリスティックブラックメタリックの2色です。
計器類は5インチのTFTカラースクリーンで、Honda RoadSyncによってAndroidとiOSに接続できます。操作は左ハンドルバーの4方向トグルスイッチで行い、スクリーン右下にはUSB-Cソケットを備えます。
アクセサリーとしては、テールパック、タンクパッド、スモークハイスクリーン、グリップヒーター、アラームシステムなどが用意されます。なお、すべての仕様は暫定的なもので、予告なく変更される場合があります。
CB400 SUPER FOURの系譜を受け継ぎながら、排気量を502ccへ拡大し、Eクラッチや5種類のライディングモードまで盛り込んだCBR500R FOUR。ミラノショーでの実車公開が、今から待ち遠しい一台です。
Writer: くるまのニュース編集部
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