約245万円安い! トヨタ新型「フラッグシップSUV」がスゴイ! 強力ディーゼル&頼もしい「電動デフロック」装備の本格“4WD”! さらに妥協ナシの“悪路走破性”も魅力的な「ランドクルーザー300」最安モデルとは
トヨタは2026年9月16日、フラッグシップSUV「ランドクルーザー300」の一部改良を発表し、10月1日に発売を開始しました。今回はラインナップのなかでエントリーグレードに位置する「GX」の進化について見ていきましょう。
エントリーグレード「GX」も進化
2026年9月16日、トヨタはフラッグシップSUV「ランドクルーザー300」の一部改良モデルを発表し、10月1日に発売しました。
国内初のハイブリッド設定が注目を集めるなか、エントリーグレードの「GX」はどのような進化をしたのでしょうか。
現行型ランドクルーザー300の登場は2021年。
伝統のラダーフレーム構造を受け継ぎつつ、最新の「GA-Fプラットフォーム」を初採用しました。
発売当初は、最高出力415馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンと、3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンの2種類のパワートレインでした。
いずれも10速ATとフルタイム4WDの組み合わせです。
ボディサイズは全長4950~4985mm×全幅1980~1990mm×全高1925~1935mm、ホイールベースは2850mmに設定されています。

今回の改良では、国内向けに3.5リッターのV型6気筒ツインターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車を新たに設定。
従来設定されていた純ガソリン車は廃止され、ラインナップは3.5リッターハイブリッド車と3.3リッターのディーゼル車の2種類となりました。
用意されるグレードはGX、「ZX」「GRスポーツ」の3種類となり、全グレードにディーゼル車を設定。ZXとGRスポーツのみハイブリッド車が設定されています。
ハイブリッド車には電動パワーステアリングが装備され、サードシートには5:5分割フロア下格納式の電動シートを設定。
ZXのハイブリッド車には、漆黒メッキ加飾を施した専用の前後エアロバンパーを採用しています。ほかにもAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントを標準装備しており、給電システムとしても使用できる実用性の高さを有しています。
装備面では、全車にスマートフォン用ワイヤレス充電器「おくだけ充電」や寒冷地仕様などを標準装備。
上級グレードには、14スピーカーの「JBLプレミアムサウンドシステム」やリアシートエンターテインメントシステムも標準化されています。
そして、従来の3.5リッターガソリンから3.3リッターディーゼルへと変更されたエントリー仕様のGXにも注目です。
ディーゼルエンジンに10速ATを組み合わせ、燃費性能(WLTCモード)は9.8km/Lを記録しています。
エクステリアは、265/65R18タイヤに18インチのシルバー塗装アルミホイール、ブラックメッキ加飾のラジエーターグリルやアルミサイドステップなどを装備。
インテリアではファブリックシートを採用し、運転席6ウェイ・助手席4ウェイのマニュアル調整式シートが装備されます。Smart/Tough/Sportyの3種類から表示を選べるメーターは7.0インチTFTカラーを採用。中央には8インチのディスプレイオーディオを標準装備します。
GXでは、上位グレードに設定されるパワーシートや本革は用意されず、収納も1段式のシンプルなコンソールボックスのみとなります。
泥などの汚れに強い樹脂製フロアカーペットは、GXのみ選択できるメーカーオプションとなっており、道具としての使い勝手に最大限配慮された仕様となっています。
一方で、基本的な構造はすべて上位グレードと共通となっており、ランドクルーザー300の高い悪路走破性能は、ベーシックなGXでも変わりません。
しかも、フロントとリアには電動のデフロックを標準装備し、片方のタイヤが空転しても反対側のタイヤに駆動力を伝えて脱出できる高い走破性を持ちます。
オフロード走行支援システムであるマルチテレインセレクトやクロールコントロールも全車標準で、GXにも装備されています。
安全面では、全車標準の「Toyota Safety Sense」がGXにも装備され、オートマチックハイビームも備わり「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」の基準もクリアしました。
ランドクルーザー300 GXは、シンプルな装備でコストは抑えつつも、上位グレードと同じ走行性能を有する実用特化モデルといえます。
GXの車両価格(消費税込)は630万800円です。ガソリンモデルであった従来の価格からは100万円程度の値上げとなりました。
しかし、上位グレードのZX(ディーゼル車)の875万500円と比較すると、約245万円安く、シリーズ随一の手頃さとなっています。
Writer: TARA
トヨタ自動車のある愛知県在住。学生時代にクルマやバイクに魅了される。大手オイルメーカーに就職し、自らもモータースポーツに参戦開始。その後は鈴鹿サーキットで勤務しつつ、カートレースやバイクレースを経験。エンジンやサスペンション、タイヤや空力などの本格的な知識を得る。現在はプライベートでさまざまなクルマやバイクに触れながら、兼業ライターとして執筆活動に勤しむ。現在の愛車はトヨタ ヴォクシー/ホンダ N-BOX。


































