約74万円安い! “ジムニー”超え地上高の新型「“ちいさい”SUV」発表! 全長4.3mの“ちょうどいいサイズ”に1.6Lエンジン×5速MT搭載! ルノー「ダスター ゼンプラス」伯国で登場
ルノーは2026年10月15日、ブラジルで販売するコンパクトSUV「ダスター」に、新たな廉価グレード「ゼン プラス 1.6 MT」を追加すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
ジムニー超えの地上高! 新廉価グレード登場
ルノーは2026年10月15日、ブラジル市場向けのSUV「ダスター(Duster)」に、新グレード「ゼン プラス 1.6 MT(Zen Plus 1.6 MT)」を追加すると発表しました。
ダスターは、2010年に初代モデルが登場したコンパクトSUVです。ブラジルでは2011年から販売されており、悪路にも対応できるタフな設計や広い室内空間、優れた実用性などを特徴としてきました。
今回登場したゼン プラス 1.6 MTは、そうしたダスターの魅力を受け継ぎながら、価格を抑えた新たなエントリーグレードです。
ブラジル仕様のダスターは、現地パラナ州の「アイルトン・セナ・コンプレックス」で生産されています。
ボディは、力強いフロントマスクや張り出したフェンダー、ルーフレールなどを備えたSUVらしいデザインです。フロントにはグロスブラック仕上げのグリルやLEDデイタイムランニングライトを採用し、足元には16インチのスチールホイールと215/65R16サイズのタイヤを組み合わせています。
ボディサイズは全長4376mm×全幅1832mm×全高1693mm、ホイールベースは2673mmです。日本で人気のコンパクトSUV、トヨタ「ヤリスクロス」と比べると、全長は196mm長く、全幅は67mm広いサイズとなっています。
また、最低地上高は237mmを確保。スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」の205mmを32mm上回っています。
アプローチアングルは30度、デパーチャーアングルは約34度を確保しており、凹凸のある路面などにも対応できる設計です。ただし、今回のゼン プラスはFF(前輪駆動)仕様で、ジムニーのような4WDシステムは搭載していません。
室内は5人乗りで、シートにはブラックとグレーを組み合わせたファブリック素材を採用。ブルーのステッチやクローム調の加飾を取り入れています。
荷室容量は475リットルを確保しており、ルノーはクラストップレベルの室内空間と積載性をアピールしています。日常の買い物から旅行まで、幅広い用途に対応できる実用性も魅力です。
装備面では、6つのエアバッグをはじめ、横滑り防止装置(ESP)、トラクションコントロール、ヒルスタートアシスト、電動パワーステアリングなどを標準装備。さらにアイドリングストップ機構やエアコンも備え、日常使いに必要な基本装備を確保しています。

パワートレインには、排気量1598ccの1.6リッター直列4気筒自然吸気「SCe」エンジンを搭載。ガソリンとエタノールの両方に対応するフレックス燃料仕様となっています。
最高出力はガソリン使用時が109馬力、エタノール使用時が112馬力で、最大トルクはそれぞれ約150Nm、約153Nmを発揮します。
トランスミッションは5速MTで、駆動方式はFF(前輪駆動)です。近年のSUVではATやCVTを採用するモデルも多いなか、自然吸気エンジンとMTを組み合わせたシンプルな構成を特徴としています。
走行性能は、0-100km/h加速がガソリン使用時で11.5秒、エタノール使用時で11.4秒。最高速度はどちらの燃料でも178km/hです。
燃費はガソリン使用時が市街地11.5km/L、高速道路12.4km/L。エタノール使用時は市街地7.6km/L、高速道路8.5km/Lとなっています。
なお、ブラジル仕様のダスターは、オーストラリアやインドなどで展開されている新しいダスターとは、デザインや基本設計が異なります。
ブラジルで販売されているのは、2020年に現地導入された第2世代モデルをベースとする仕様です。初代から受け継ぐB0系プラットフォームを採用しており、丸みを帯びたヘッドライトやフロントグリルなど、従来型のスタイリングを残しています。
一方、オーストラリアでは2025年から、新しい「CMF-B」プラットフォームを採用する第3世代のダスターを導入しました。こちらはシャープなヘッドライトや直線的なボディデザインが特徴で、1.2リッターターボと6速MTを組み合わせた4WD仕様も設定されています。
また、2026年1月にインドで発表された新型ダスターも、新世代のデザインを取り入れたモデルです。ただし、こちらはインド市場向けの「RGMP」プラットフォームを採用するなど、独自の仕様となっています。
このように、ダスターは販売地域によって異なる世代や仕様が展開されており、今回のゼン プラス 1.6 MTは、ブラジルで販売が続く第2世代モデルに追加された新グレードとなります。
そして、注目の価格は10万7990レアル(約335万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算、以下同)です。
従来の最廉価グレード「インテンス プラス 1.6 MT」の通常価格13万1990レアル(約409万円)と比べると、2万4000レアル(約74万円)安く設定されています。
※ ※ ※
新たに登場したダスター ゼン プラス 1.6 MTは、2026年10月中にブラジルで発売される予定です。
コンパクトボディに、ジムニーを上回る最低地上高や475リットルの荷室を確保。1.6リッターエンジンと5速MTを組み合わせながら価格を抑えたSUVとして、現地市場での展開が注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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