日産「“新型”フェアレディZ NISMO」発売で注文“殺到”! 待望の「6速MT」設定した「V6スポーツモデル」! “輸入スポーツカー”オーナーも熱視線の「ハイパフォ仕様」に熱視線
マイナーチェンジを行った日産「フェアレディZ」のうち、ハイパフォーマンスモデルの「NISMO」について、販売店に最新情報を聞いてみました。
「Z NISMO」のマイナーチェンジの納期は4~5か月が目安
日産は2026年8月27日、「フェアレディZ」のマイナーチェンジを実施し、同日に発売しました。
このうち、ハイパフォーマンスモデル「NISMO」について、ユーザーからの反響や納期について日産ディーラーに問い合わせてみました。
日産は2026年8月1日、現行型フェアレディZの改良にあわせて「フェアレディZ NISMO」を発表しました。
フェアレディZ NISMOに搭載されるエンジンは、3リッターV型6気筒ツインターボの「VR30DDTT」で標準モデルと変わりありませんが、出力を405馬力から420馬力へ、最大トルクを475Nmから520Nmへと引き上げ、パワフルな加速を実現しています。
ブレーキにはNISMO専用ブレーキシステムを採用することで、本格的なスポーツ走行を実現します。
ステアリングとボディのねじり剛性を高めるとともに、シャシーに施されたチューニングや、新設定の「トラクションモード」が、狙い通りのラインをトレースできる、正確なステアリング操作をサポートします。
外観は、フロントグリル、フロントおよびリアバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リアスポイラー、そしてリアLEDフォグランプをNISMO専用パーツとして開発。
低重心かつ長く伸びやかなスピード感を演出し、ダウンフォースを強化するとともに、空力性能を高めました。
内装については、フェアレディZのシンプルでスポーティなインテリアをベースに、ドライバーの運転への集中をさらに高め、スポーツ走行を盛り上げるカラーと素材を組み合わせています。
さらに専用チューニングのRECARO製スポーツシートは、ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラとレザー素材を組み合わせ、ノンスリップ機能と高い質感を両立しています。

今回のマイナーチェンジでは、これまで北米などでは販売されていたものの日本仕様車のNISMOには設定がなく、かねてよりユーザーから要望の多かった6速MT仕様が追加設定されました。
6速MTでは、手首で操るような素早いシフトレスポンスを可能にするショートストロークシフトを採用しています。
また、6速MT専用にスロットルや点火タイミングのエンジン制御が最適化され、アクセルを踏んだ瞬間からリニアなレスポンスと伸びやかな加速フィールを実現しています。
ドライブモードは、街中やロングドライブに適した「STANDARD」と、走りのポテンシャルを最大化する「SPORT」の2種類が設定されました。
専用の加速サウンドチューニングが施され、アクセル操作に応じた加速感を音でも体感できます。
さらに、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)には専用の「TRACTION」モードも用意されました。
シャシー性能も進化しており、ブレーキキャリパーに新色のブライトレッドを採用したほか、フロントブレーキには日産「GT-R」(現在は生産終了)で採用されていた2ピースドリルドローターを搭載しています。
放熱性を高めるとともにバネ下重量を軽量化し、あわせて専用サスペンションセッティングが施されました。
加えて、低フリクションラックを採用したステアリングにより、スムーズな操舵感を実現しています。
そのほかベースモデルと共通の装備として、冷却ファンを備えた最新のQi2規格対応ワイヤレス充電器を採用。燃料タンク内へのチャンバー追加によるコーナリング時の燃料供給安定化や、対自転車に対応した衝突被害軽減ブレーキの搭載も実施されました。
ボディサイズは全長4410mm×全幅1870mm×全高1315mm、ホイールベースは2550mmです。
マイナーチェンジ後の車両本体価格は、フェアレディZ NISMOが6速MT、9速ATともに975万2600円です(別途4万9500円からの特別塗装色代が必要/いずれも消費税込み)。
マイナーチェンジ後のモデルに、ユーザーからどのような反響が寄せられているのか。9月中旬に、首都圏の日産ディーラーへ問い合わせてみました。
「フェアレディZ NISMOに追加された待望の6速MTモデルということで、MTモデルの引き合いが多いです。
スタンダードのRZ34型をお乗りのお客様が『待ちに待ったよ』と、お乗り換えいただいたお客様もいらっしゃいます。
BMWやポルシェなどの輸入車にお乗りのお客様がご来店され『増車』したケースもあります。
ご納期に関してですが、以前のように受注停止にはなっておりません。4〜5か月ほどでご納車が可能です」
他の日産ディーラーにも問い合わせてみました。
「今回の6速MTモデルの追加が、ポルシェやフェラーリ、マクラーレンなどの輸入車にお乗りのお客様が『若いときに乗っていたから懐かしくて』と、もう1度フェアレディZを手に入れるきっかけとなっているようです。
お客様のなかには『120回ローンを組んででも買いたい』とおっしゃる方もいらっしゃいました。
大排気量のガソリンエンジン、FR、6速MTモデルという、かつてはさまざまなメーカーが販売していましたが、いまや絶滅危惧種ですよね。是が非でも手に入れたいというお客様からの熱量を感じております。
ご納期については4〜5か月ほどでご納車が可能ですので、ぜひご検討ください」
セールス氏が語ってくれたように、「大排気量のガソリンエンジン、FR、6速MTモデル」のスポーツカーはいまや絶滅危惧種。
次期フェアレディZが発売されることがあっても、このパッケージを継承する確率は低そうです。
それならば多少無理してでも…というユーザー心理が働いているのでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。



















































































