ド迫力“ワイド化”で直面する「1850mmの壁」が深刻化!「先代ならOKだったのに…」販売現場も悩ませる「大人気SUV」と都市部「機械式立体駐車場」のリアルな問題とは!
クルマの大型化が進む一方、都市部で多く見られるマンションの機械式駐車場には厳しい寸法制限が残っています。販売現場からも聞こえてくる「駐車場の壁」について、あらためて考えます。
販売現場を悩ませる機械式駐車場「1850mmの壁」
世間はSUVやミニバン全盛。ところが、筆者(のぐちまさひろ)のクルマ選びでは、SUVやミニバンは最初から候補に入れていません。
その理由は、自宅マンションの機械式立体駐車場。地下3段式で、現在借りている中段には全幅1850mm・全高1550mmという制限があるからです。背の高いSUVやミニバンは全高制限に引っかかってしまうのです。
これは決して筆者の個人的な事情などではなく、都市部の集合住宅において「あるある」なハナシとして、多くの方に共感してもらえると思います。
家族で乗るのに使い勝手が良いSUVやミニバンは、ある意味「ファミリーの必須アイテム」といっても良いでしょう。
そのことから、ファミリー層も多く居住する都市部の集合住宅では、どこも背の高いクルマが駐車可能な区画は奪い合いになっていて、空き待ちが数年にも及ぶことも当たり前となっているのです。
![販売現場を悩ませる機械式駐車場「1850mmの壁」[画像はイメージです/Photo:ASARI/PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/10/20261017_PARKING_pixta_114107800_M.jpg?v=1792123160)
そして機械式立体駐車場の課題は、高さ制限だけではありません。
クルマを停めるパレット部(床面)の幅についても問題となることがあるのです。
機械式立体駐車場において、筆者のマンション同様に全幅1850mm以内の制限をかけているところは少なくありません。
象徴的なのが、2026年5月にフルモデルチェンジしたマツダ「CX-5」でしょう。
先代の全幅1845mmから1860mmに拡大し、1850mmの壁を10mm超えてしまいました。
実際、近隣のマツダ販売店に聞いたところ、新型CX-5の全幅が駐車場の制限に引っかかるという声は「少なからずユーザーさんから聞く」そうです。
先代なら全幅の条件を満たしていたのに、新型では「アウト」とは、販売店にとっても頭の痛い問題でしょう。
ちなみにCX-5と同クラスの人気モデル、トヨタ「ハリアー」や新型「RAV4」も全幅1855mmで、三菱「アウトランダーPHEV」も1860mmと、いずれも1850mmの壁を越えています。
ただし筆者の場合は全幅以前に全高1550mmの制限が立ちはだかります。高さの時点でアウトなので、多くのSUVはそもそも選択肢に入りません。
もちろん筆者のマンションにも、全幅1950mm・全高2000mmまで対応する区画もあります。ただし、数が少なく、空きが出ても高倍率の抽選。おまけに駐車場代も月額3000円アップです。
好きなクルマを買う前に、まず駐車場の抽選に当たらなければならないとは、何とも世知辛い話です。
しかも機械式駐車場では全長や車両重量、設備によってはタイヤ外幅なども確認が必要となります。全幅・全高が条件内でも、必ず入庫できるとは限りません。
とくに近年は大型化に加え電動化も進むことから車両重量もかさむ傾向にあり、設計の古い駐車場ではサイズがOKでも重量制限にひっかかるケースが頻発しているようです。
クルマは進化しても、駐車場まで進化するとは限らないというのは皮肉なこと。都市部のマンション住まいには、同じような悩みを抱える人もいるのではないでしょうか。
またそうした理由で、やむを得ず近隣の駐車場を探す人も少なくありません。
地元の不動産店にうかがったところ、筆者と同じマンション居住者のなかにも賃貸の駐車場を探していたり、すでに契約している人などが何組もいるとのことでした。
いっぽうで、マンションデベロッパー側も手をこまねいている訳ではありません。
筆者の自宅にも近隣にできる新築マンションのチラシが入りますが、目立つところに「駐車場全区画ハイルーフ対応」などと明記されていたりします。
もちろん駐車場のためだけに住み替えるのは本末転倒ですが、それが大きな「ウリ」のひとつになっていることが実感できます。
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我が愛車は、2017年式のプジョー「308 SW アリュール BlueHDi」。1.6リッターディーゼルを搭載した背の低いステーションワゴンです。
大きなゴルフバッグを積んでも余裕の荷室に、よく走って燃費もいいディーゼルとしなやかな足回り、そして人とあまりかぶらない「プジョー」というブランドも気に入っています。とはいえ近年は故障が頻発しており、乗り換えも検討しているところです。
筆者にとってゴルフは趣味というよりもはや人生そのもの。ゴルフバッグの積載性や長距離での快適性は譲れません。全幅1850mm・全高1550mm以内で、ゴルフの相棒にふさわしい「ちょっと面白いクルマ」を探してます。
「クルマぐらい、好きに選ばせてくれよ!」と叫んでも、駐車場は1mmも広がりません。さて、皆さんならどんな一台を選びますか。
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。






























