トヨタの「“3人乗り”センチュリー」!? 便利な「スライドドア」&広すぎる「助手席」採用! ビッグな「クーペボディ」の「CENTURY Concept Model」とは
トヨタの「センチュリークーペ」は、助手席を主役に据えた3人乗りという独自のレイアウトを採用したモデルです。和服での乗降まで考慮した独自の高級車像に対し、ユーザーから反響が広がっています。
3人乗りの異色クーペ!
2026年10月13日から10月16日まで、「Japan Mobility Show Bizweek 2026」が実施されるなか、過去に「Japan Mobility Show 2025」で披露されたトヨタ「センチュリークーペ」に注目が集まっています。
助手席を主役に据えた3人乗りという特別な構成に対し、ユーザーから多くの反響が集まっています。
2025年10月から11月にかけて開催されたJapan Mobility Show 2025において、トヨタは最高級車「センチュリー」を独立ブランドとして展開する方針を示し、その方向性を象徴する展示車として緋色のボディを持つ2ドアクーペを披露しました。
1967年に誕生したセンチュリーは、明治100年とトヨタグループ創始者である豊田佐吉の生誕100年にあたる年に生まれたモデルです。
日本を代表するショーファーカーとして半世紀以上を歩んできた歴史を経て、ブランドとしての独立を果たしました。
そんなセンチュリーの名称を冠したセンチュリークーペは、ドライバーズカーとショーファーカーの融合、そして唯一無二を意味する「ワン オブ ワン(One of One)」という世界観を示すもの。
2026年10月現在、主要諸元やパワートレイン、価格、発売時期は公表されておらず、公式名称も「CENTURY Concept Model(センチュリー コンセプト モデル)」とされています。乗車定員は、運転席側に前後2席、助手席側に1席を配した3名仕様です。
一般的なラグジュアリークーペでは2+2のシート配置が主流ですが、センチュリークーペのリアシートは運転席の後方にのみ設けられています。
会場展示では助手席が後方へ大きくスライドした状態となっており、リラックス姿勢がとれるほか、オットマンも出現するつくりとなっています。
室内には日本の和室を意識した空間づくりが取り入れられました。
部屋そのものを主張させるのではなく、そこにいる人が主役になる空間として、究極のフレキシブル空間の中に日本の美と匠のモノづくりを結集させています。
開発陣によれば、セダンやSUVとは別に、パーティーなどに乗って行けるショーファーカーのクーペとして提案されたモデルです。
ドア機構には、障子から着想を得た前後にスライドして開く観音開き風の構造が選ばれました。助手席は後方へのロングスライドに加え、乗降性を高めるために外側へ回転する機構も備えています。
この設計の狙いは、和服を着用した状態でもスマートに乗り降りできるようにすることです。高めに設定された車高も、和服での乗降性を考慮した結果となっています。
素材にも伝統技術が投入されており、シートには西陣織を採用し、助手席前のロゴには輪島漆が用いられました。
鮮やかな緋色のボディカラーも、60層を超える塗膜を重ねて磨き上げた職人の手作業によるものです。
デザイナーは、従来型のセダンを「タキシード」、2023年に追加されたSUVモデルを「スーツ」とし、今回のクーペは「パーティードレス」をイメージしたと説明しています。
会場にはカスタマイズを施したセダンタイプの「CENTURY GRMN」や、フルオーダー提案の「CENTURY TAILOR MADE」も並べられました。

その後、2026年6月には東京・北青山に発信拠点「CENTURY STUDIO GALLERY」が開設されています。なお、購入やカスタマイズの相談業務は、認定店にいる「センチュリーマイスター」が担当しています。
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2026年10月現在、このクーペに関する市販化の予定は発表されていません。
一方で、ユーザーからは「和服の着用を想定した乗降設計が珍しい」「伝統工芸を用いたインテリアの上質さが際立っている」「助手席を主役にした3人乗りのレイアウトが潔い」など、独自のコンセプトに対する関心が高まっています。
今後のブランドデザインの方向性を示す1台として注目が集まっています。
Writer: 青田 海
2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。



































