ホンダが新型「最上級クルーザー」を発表! 1100ccツイン搭載&“Uターン”も安心の「レブル1100」2027年モデルが欧州で登場
ホンダ・ヨーロッパは2026年10月6日、フラッグシップクルーザー「CMX1100 Rebel」(国内名:レブル1100)の2027年モデルを発表しました。
「レブル」シリーズの長兄がアップデート
ホンダ・ヨーロッパは2026年10月6日、フラッグシップクルーザー「CMX1100 Rebel」(国内名:レブル1100)の2027年モデルを発表しました。
最新モデルでは、新色の追加に加え、エンジン特性や電子制御、ライディングポジションにいたるまで幅広い改良が盛り込まれています。
ラインナップは「CMX1100 Rebel」「CMX1100T Rebel」「CMX1100SE Rebel」の3機種体制を引き続き維持します。
CMX1100 Rebelには新たに「イリジウムグレーメタリック」が加わり、従来色の「マットバリスティックブラックメタリック」との2色展開となりました。
CMX1100T Rebelには「マットベータシルバーメタリック」が新設定され、CMX1100SE Rebelは「パールディープマッドグレー」と「マットバリスティックブラックメタリック」の2色を継続します。
CMX1100 Rebelは2021年モデルとして登場したモデルです。その背景には、2017年モデルとして発売されたA2ライセンス(日本における普通自動車二輪免許に相当)対応の「CMX500 Rebel」がヨーロッパで2021年から2023年にかけて3年連続でカスタムスタイルの販売首位を獲得したという実績があります。
同モデルはその本質を受け継ぎながら、パフォーマンスと搭載技術を大幅に高めたモデルとして誕生しました。その後、2023年モデルではツーリング専用仕様のCMX1100T Rebelが加わり、2025年モデルでは純正アクセサリーを標準装備したCMX1100SE Rebelが追加されています。2025年モデルではエンジン、シャシー、電子制御にわたる包括的なアップグレードも実施されました。
3機種が共有するエンジンは、排気量1084cc SOHC 4バルブ並列2気筒です。「CRF1100L Africa Twin」をベースとするユニットに専用のカムシャフトとフライホイールを組み合わせており、圧縮比は10.5:1に設定されています。

最高出力は65kW(88PS)/7250rpm、最大トルクは98Nm/4750rpmを発揮します。低中速域のトルクレスポンスはAfrica Twinエンジンと比べて32%向上しており、270度位相クランクシャフトと不等間隔爆発が独特の鼓動感を生み出しています。また、エキゾーストは4000rpm以下では容積5.3Lの楕円断面マフラーによる低周波サウンドを発し、高回転域ではよりパワフルな音質へと変化するようチューニングされています。
エンジン管理はスロットル・バイ・ワイヤとPGM-FIによって行われます。ライディングモードはSTANDARD・RAIN・SPORTの3種類をプリセットするほか、ライダーが独自の設定を保存できるUSERモードを2種類用意しています。Hondaセレクタブル トルク コントロール(HSTC)はウイリーコントロールを統合した3段階の介入設定を持ち、クルーズコントロールも標準で備わります。
トランスミッションにはオプションでデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)が設定されており、CMX1100 Rebel登場以来オーナーの57%が選択してきた人気の高いシステムです。
2027年モデルでは、停止状態からの発進および10km/h以下の低速走行、とりわけUターン時のコントロール性向上を主な目的としてリファインが施されました。クラッチピストン室の油圧推定手法とフィードバックゲインの適用方法が刷新され、より繊細なクラッチレスポンスを実現しています。
メーターには光学接着技術を採用した5インチフルカラーTFTスクリーンを搭載します。表示パターンはバー/サークル/シンプルの3種類からカスタマイズでき、iOS/Android対応の「Honda RoadSync」によるスマートフォン連携機能も備えています。
USB-C ポートはシート下から左ディスプレイ側へ移設され、使い勝手が向上しました。Bluetoothヘルメットヘッドセットを通じた通話や音楽再生にも対応しています。
フレームは高剛性の鋼管チューブラー構造で、ホイールベース1520mm、フォーク角30度、トレール110mmを採用します。フロントには43mmカートリッジ式フォーク、リアにはピギーバック式リザーバー付きツインショックを装備し、前後ともスプリングプリロードの調整が可能です。
ブレーキはフロントに330mmフローティングディスクとラジアルマウント・モノブロック4ピストンキャリパー、リアに256mmディスクとシングルピストンキャリパーを組み合わせ、前後ともABSが作動します。車両重量はCMX1100 Rebelのマニュアル仕様で226kg、DCT仕様で236kgとなっています。
2027年モデルのCMX1100 Rebelは、既存のキャラクターを大切にしながら電子制御と使い勝手の面でさらなる熟成を果たした1台といえます。クルーザーとしての存在感を保ちつつ、日常の扱いやすさを着実に高めた点が今回のアップデートの最重要ポイントといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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