不満の声もあるのになぜ? ホンダ「ICON e:」はすでに2027年モデル待ちに! 新基準原付より「EVバイク」が売れるワケ
ホンダやヤマハ、カワサキなどの日本メーカーはEVバイクをラインナップしていますが、SNS上ではEVバイクに苦言を呈する声も少なくありません。いったいなぜユーザーはEVバイクを避けるのか、販売店に取材してみました。
ラインナップの少なさが不評の理由 ただし補助金で価格を抑えられる点は人気
近年、社会全体で環境負荷の低減に向けた取り組みが推進されるなかで、バイク業界においても電動モビリティの普及に向けた開発が推し進められています。
特に、長年にわたり人々の身近な移動手段として活躍してきた排気量50ccの原付一種ガソリンエンジン車は厳しい排出ガス規制への対応が困難とされ、2025年10月末をもって順次生産終了を迎えることとなりました。
これに伴い、従来のガソリン車に代わる環境に配慮された新しい移動手段として、走行時に温室効果ガスを一切出さないクリーンなEVバイクの役割に大きな期待が寄せられています。
一方で、EVバイクに対しSNS上では「マンションの駐輪場にコンセントがない。毎回10kg近い重いバッテリーを部屋まで運ぶのは無理」「ガソリンなら数分で給油が終わるのに、充電に数時間も待っていられない」「外出先に充電スポットが少なすぎる。出先で充電切れになるのが怖い」など、多数の懸念の声が見受けられます。

こうした声が上がるなか、実際の販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。「ICON e:」をラインナップするホンダの都内販売店担当者は次のように話します。
「EVバイクはそもそものラインナップが少なく、ツーリング向けの中型・大型モデルが普及していないことやカスタムの余地が少ない点が、趣味性を求めるライダーに響きにくい要因となっています。
また、充電スポットの少なさや充電時間の長さといった面もあり、ライフスタイルによって向き不向きが分かれる傾向にあります。
そうした課題がある一方で、補助金により購入費用を安く抑えられる点やガソリン価格の高騰を受けて初期費用を抑えたいユーザーから選ばれており、2025年4月より新たに導入された新基準原付よりも順調な売れ行きをみせています。
たとえば、ICON e:などは50ccの生産終了に伴いコストを安く抑えたいお客様を中心に支持されており、ご購入層も20代から60代と幅広く、経済的な事情から費用を安く抑えたいと考えるお客様に多く選ばれている印象です。
そのため、ICON e:の2026年入荷分はすでに完売しており、現在ご注文いただく場合は年が明けた2027年以降のご納車となる見込みです」。
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ICON e:をはじめとするEVバイクは、充電環境や航続距離に関する課題がありながらも、補助金による購入費用の抑制や維持費の低さを理由に一定の層から強く支持されているようです。
今後、充電インフラの整備やバッテリー技術の進歩が進むにつれ、EVバイクは二輪車市場においてさらに確固たるポジションを築いていくかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。





































