トヨタ「ハリアー」全面刷新はいつ!? 登場6年でも“めちゃ売れてる”「高級SUV」! デザイン激変&「豪華インテリア」採用の“大幅改良”で延命路線もアリ? 大人気モデル「次の一手」に迫る!
登場から6年が経過した現行型のトヨタ「ハリアー」。販売は現在も堅調で、2026年8月には小規模な改良も実施されています。果たして全面刷新はいつおこなわれるのでしょうか。ハリアーの今後を予想します。
登場6年、トヨタ「ハリアー」次の一手は?
トヨタ「ハリアー」は、1997年に初代が登場した高級クロスオーバーSUVです。乗用車の快適性や上質さと、SUVならではの機動性や実用性を組み合わせたモデルとして誕生し、現在まで独自のポジションを築いてきました。
現行モデルは通算4代目にあたり、コロナ禍の真っただ中だった2020年6月に発売されました。
登場から6年が経過し、一般的なモデルサイクルを考えれば、そろそろ次期型の話が聞こえてきても不思議ではありません。しかも、ハリアーと関係の深いミドルクラスSUV「RAV4」は、すでにひと足先に6代目へと移行しています。
新型RAV4は、従来と同じGA-Kプラットフォームをベースとしながら、新世代のHEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)を設定し、トヨタのソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」を初採用するなど、クルマの基本性能だけでなく、ソフトウェアや電子制御の面でも大きく進化しました。
そうなると、「次はハリアーだ」と考えたくなるところでしょう。
ただ、現行ハリアーの状況を考えると、「すぐにフルモデルチェンジする必要はないのではないか」と筆者(吉川賢一)は考えています。

現行ハリアーは、モデルライフ後半に入っているにもかかわらず、販売力が衰えていません。
日本自動車販売協会連合会(自販連)の車名別販売台数を集計すると、2026年1~8月の登録台数は3万1535台。月平均では約3900台と、現在も堅調な販売規模を保っており、いますぐ全面刷新しなければならないという状況ではありません。
さらに2026年8月に行われた一部改良では、純ガソリン車とPHEVを廃止し、パワートレインをHEVに一本化したほか、アクセサリーコンセントを全車に標準装備。特別仕様車「Night Shade」には、さらにブラックのアクセントが追加されるなど、商品力の向上が図られています。
こうした改良を重ね熟成を続けながら、この先も大幅なスキンチェンジ(デザイン変更)を伴うビッグマイナーチェンジによって、現行型をさらに延命するという選択肢も考えられます。
ではもしビッグマイナーチェンジを実施するとしたら、どのような改良になるのでしょうか。
現行型の基本骨格を生かしながら、エクステリアではフロントマスクやリアまわりを大幅に変更し、インテリアもディスプレイやメーター、センターコンソール、操作スイッチのレイアウトなども刷新。先進安全装備やコネクティッド機能を新世代へアップデートすることで、見た目と使い勝手を大きく変えることはできるはずです。
ちなみにレクサス「NX」も、2026年9月1日に大規模なマイナーチェンジが行われました。
内外装からパワートレイン、プラットフォームにまで大きく手が入れられており、まさにビッグマイナーチェンジといえる内容ですが、メーカーとしては「一部改良」と位置付けています。
こうした大幅改良に留めることで期待できるのが、価格上昇を抑えられる可能性です。
車両を全面的に刷新するのではなく、「弱みを改善しながら、いまある強みを生かす」という方法であれば、開発規模を抑えられる可能性はあります。
また大幅改良であれば、フルモデルチェンジに比べてコストも抑えられるでしょう。現行型の基本骨格や長所を生かしながら必要な部分に手を入れることで、開発規模を抑え、そのぶん車両価格の上昇幅を小さくできることも期待できます。
フルモデルチェンジによって車両価格が大きく上昇すれば、「欲しいけれど予算を超えてしまった」というユーザーが出てくることも考えられます。
とくにハリアーは、世界各地で大量に販売されるグローバルモデルのRAV4とは異なり、日本市場で強い支持を得てきたモデルです。
日本のユーザーが求める価格帯やサイズ感、そして何より「ハリアーらしさ」を守りながら熟成させるという方法も選択肢のひとつでしょう。
もちろん、いずれは5代目へフルモデルチェンジすることになるかもしれません。
ただ、現在の商品力と販売状況、そしてほぼ国内専用車という立ち位置などを踏まえると、フルモデルチェンジを急ぐ必然性もあまりありません。
もう一度大幅改良を行って現行型の商品力を高め、次のタイミングを見図りながら、5代目へ移行するという展開も十分に考えられるのではないでしょうか。
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ハリアーの販売状況をみると、支持されているデザインと基本骨格を生かし、大胆なビッグマイナーチェンジによって熟成を図るのもひとつの方法です。
このまま5代目へ全面刷新するのでしょうか、それとも大幅改良を挟むのでしょうか。
8月に一部改良を実施した直後だけに、直ちに動きがあるとは思えませんが、トヨタがハリアーにどのような次の一手を用意するのか、今後の動向が気になるところです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど








































