トヨタの「“7人乗り”コンパクトミニバン」がスゴイ! 「ノア」よりワイドな“スライドドア”ボディ採用! 「1.5Lディーゼル×6速MT」も選べる「プロエースシティ ヴァーソ」欧州仕様とは!
トヨタが欧州で販売する「プロエースシティ ヴァーソ」は、両側スライドドアを備え最大7人乗りが可能なコンパクトミニバンです。日本未導入ですが、どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタの「“7人乗り”コンパクトミニバン」がスゴイ!
トヨタが欧州で販売する「プロエースシティ ヴァーソ(Proace City Verso)」は、両側にスライドドアを備えた小型のミニバンで、日本へは正規導入されていません。
プロエースシリーズは、大型の「プロエースマックス」、中型の「プロエース」、小型の「プロエースシティ」の3本立てです。このうちプロエースシティの乗用モデルが、プロエースシティ ヴァーソにあたります。
プロエースシティは2019年4月、英国バーミンガムで開かれた商用車ショーで初代が世界初公開されました。PSA(現ステランティス)との協業で生まれ、ショートとロングの2種類を設定。現在も初代をベースに改良が重ねられています。
プジョー「リフター」やシトロエン「ベルランゴ」とはプラットフォームを共用する兄弟車で、デザインも基本的に共通しています。ただし、フロントマスクなどにはトヨタ独自の意匠が与えられています。
2023年11月には改良モデルの概要が発表されました。フロントはヘッドライト間の上部グリルをなくし、台形のロアグリルを採用するなど、プロエースシリーズ共通の新デザインへ刷新されています。
英国仕様のボディサイズは、ショートが全長4401mm×全幅1848mm×全高1812mm、ロングが全長4751mm×全幅1848mm×全高1818mm。ホイールベースはそれぞれ2785mm、2975mmです。
ロングを日本の「ノア」(全長4695mm×全幅1730mm)と比べると、全長は56mm長く、全幅は118mm広い数値。乗車定員はショートが5人、ロングが7人です。

インテリアには10インチのタッチスクリーンと、表示をカスタマイズできる10インチのデジタルメーターを採用。2列目シートは3座独立と2/3・1/3分割可倒式ベンチから選べ、どちらもISOFIXに対応します。
仕様によって後席に折りたたみテーブルを備えるほか、ドアポケットは5.9リッターで、頭上には収納ロッカーも用意。テールゲートはウインドウだけを開けられる仕様もあり、荷室へ素早くアクセスできます。
安全装備は「トヨタセーフティセンス」を搭載。衝突回避支援ブレーキやステアリング制御付きの車線逸脱警報に加え、追従機能付きクルーズコントロールやブラインドスポットモニターも設定されます。
英国仕様のパワートレインはBEV(バッテリー式電気自動車)のみですが、スペインなどでは1.5リッターディーゼルと6速MTの組み合わせも選べるなど、国によって仕様は異なります。
英国仕様のパワートレインは、50kWhのリチウムイオン電池と、最高出力136PS・最大トルク270Nmのモーターを組み合わせたBEV。駆動方式は前輪駆動で、WLTPでの航続距離は最大212マイル(約341km)です。
このモーターは、走行モードによって出力が変わります。パワーは136PS・270Nm、ノーマルは110PS・210Nm、航続距離を優先するエコでは82PS・180Nmとなります。
急速充電は10%から80%までおよそ30分です。
一方、ほかの国向けには1.5リッターディーゼルが設定され、最高出力100PSのエンジンに6速MTを組み合わせたモデルも用意されています。
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価格は、英国仕様が3万495ポンド(約642万円・2026年9月時点の換算、以下同)から。電動車向けの割引を含む価格として案内されています。
スペイン仕様は、1.5リッターディーゼルと6速MTを積むモデルが2万8000ユーロ(約506万円)からです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。











































































