トヨタ新型「”650馬力超え”FRスポーツカー」がスゴイ! 大排気量“4000cc”V型8気筒ツインターボエンジンに「高出力モーター」搭載! “すっぴん走行”を披露した「最強フラッグシップ」英国のGR GTとは!
トヨタのフラッグシップスポーツ「GR GT」が、イギリスの祭典でカモフラージュを脱いだ姿を見せました。2027年頃の発売を目指す2人乗りクーペは、いったいどれほどの実力を秘めているのでしょうか。
トヨタ新型「”650馬力超え”FRスポーツカー」がスゴイ!
トヨタは、発売間近といわれるフラッグシップスポーツ「GR GT」および「GR GT3」の全貌について、2026年7月にイギリスで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(以下、グッドウッド)」で欧州初披露しました。
4日間で20万人以上が訪れるグッドウッドでは、名物のヒルクライムコースで2台がデモンストレーション走行を実施しています。
昨年2025年の同イベントでは、ボディがカモフラージュで覆われていましたが、今回はダークカラーのGR GTと、赤と黒のバイカラーのGR GT3という偽装なしの姿でした。
同じ会場にはレクサス「LFAコンセプト」も登場しましたが、こちらはカモフラージュをまとった状態での展示と走行となっています。
GR GTは”公道を走るレーシングカー”として開発されたGAZOO Racingのフラッグシップスポーツカー。かつてのトヨタ「2000GT」、レクサス「LFA」に続く位置づけで、低重心、軽量・高剛性、空力性能の追求という3つのキー要素を掲げます。
ボディサイズは全長4820mm×全幅2000mm×全高1195mm、ホイールベース2725mm。乗車定員は2名で、車両重量は1750kg以下、前後重量配分は前45:後55を開発目標値としています。

骨格はトヨタ初採用のオールアルミニウム。大型中空アルミ鋳物を骨格主要部に配置し、アルミ押出材などの最適な部材配置と接合技術で高剛性を実現しました。ボディパネルにはアルミニウムのほか炭素繊維強化プラスチック(CFRP)も使用します。
パワートレインは新開発の4リッターV8ツインターボと1モーターのハイブリッド。システム最高出力650PS以上・システム最大トルク850N・m以上が開発目標値で、最高速度は320km/h以上を掲げます。
駆動方式は限界領域までの扱いやすさを考えたFR(後輪駆動)。動力はCFRP製トルクチューブを介してリヤのトランスアクスルへ伝わり、そのトランスアクスルにはモータージェネレーターと、トルクコンバーターを廃した「WSC(ウェット・スタート・クラッチ)」を使う新開発8速AT、機械式LSDが一体化されています。
エンジンは「徹底的に小さく、軽く」が設計思想。ボア×ストローク87.5×83.1mmのショートストロークで全高を下げ、バンク内に2つのターボを置くホットV形式やドライサンプも採用しました。
サスペンションは前後ともアルミ鍛造アームを使ったローマウントのダブルウィッシュボーン式。ブレーキはブレンボ製カーボンディスク、タイヤは前265/35ZR20、後325/30ZR20のミシュラン「パイロットスポーツ カップ2」をGR GT専用に開発しています。
VSCは駆動力とブレーキ制御を多段階で調整でき、運転技量や天候に応じて車両コントロールの難易度を選べます。ニュルブルクリンク24時間耐久レースの参戦車にも採用された技術です。
エクステリアは「空力ファースト」がコンセプト。通常はデザインを決めてから空力を検討しますが、GR GTは空力設計のメンバーが提案した理想のフォルムの模型をベースに車両パッケージを決める逆転の手法を採りました。
インテリアはドライビングポジションと視界を最重視。ドライビングに関わるスイッチ類をステアリング付近に配置し、メーターもサーキット走行時に視認できるよう表示の幅や高さを作り込んでいます。
いっぽうGR GT3は、レースで勝ちたいすべてのカスタマーに向けたGR GTベースのFIA GT3規格のレーシングカー。全長4785mm×全幅2050mm×全高1090mm、ホイールベース2725mmで、大型リアウイングや張り出したフェンダーなど空力パーツを備えます。
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GR GTの開発は、マスタードライバーであるモリゾウこと豊田章男会長を中心に、プロドライバーや社内の評価ドライバーがエンジニアとワンチームとなって進められてきました。
かつてのレクサスLFAの開発に携わったベテランから若手へ技能・技術を伝える「トヨタの式年遷宮」も、開発の狙いのひとつでした。
発売は2027年頃を目指して開発が進められており、詳細については準備ができ次第、随時公開される予定です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。





















































