6速MTもある新型「“究極”の実用車」初公開! 全長4.9m級の“カクカクボディ”×最新オフロード性能がスゴい! パワフルな1.3Lターボ搭載のルノー“ナイアガラ”南米で登場
ルノーは2026年9月10日、ラテンアメリカ向けの新型ピックアップ「ナイアガラ」を初公開しました。6速MTや4WDも用意する新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
6速MT×4WDもある新型ピックアップ
ルノーは2026年9月10日(現地時間)、ラテンアメリカ市場向けに開発した新型ピックアップトラック「ナイアガラ(Niagara)」を初公開しました。
ナイアガラは、CセグメントSUVの快適性やコネクテッド技術と、ピックアップに求められる積載性や悪路走破性を組み合わせたモデルです。
新戦略「futuREady」から生まれた最初のモデルで、2030年までに欧州外で14の新型車を投入する計画の第1弾に位置づけられています。
RGMPピックアッププラットフォームを採用し、主要市場はブラジル、アルゼンチン、コロンビアの3か国。その後、ほかのラテンアメリカ諸国にも展開される予定です。
生産はアルゼンチンのサンタ・イサベル工場で行われ、ルノーによると同じセグメントでは唯一の現地生産ピックアップだといいます。
現地のピックアップは今も仕事との結びつきが強い一方、用途は多様化し、現在では個人用途で使われるケースも増えています。積載能力や走破性を犠牲にせず、快適性や車内の技術、質感を求める顧客が増えているといいます。
エクステリアは、大型ピックアップを思わせる垂直に立ったグリルと厚みのあるボンネットが特徴です。
ブラックのグリル中央には「Renault」の文字をピクセル調のクローム仕上げで配置し、フルLEDヘッドランプにはウェルカムシーケンスを備えます。
バンパー下部にはLEDフォグランプを組み込み、アライアンスブラック仕上げのボディプロテクションと、オフロードの世界から着想したフロントスキッドプレートも装備。ルーフバーやロールバーも設定されます。
ボディサイズは全長4940mm(2WDは4910mm)×全高1720mm。ホイールは仕様により17インチまたは18インチを装着します。
リアドアハンドルはリアピラーに内蔵され、テールゲートには「Niagara」の文字を鋼板に直接打ち出しています。
インテリアには、Google搭載の「OpenR Link」マルチメディアシステムと、会話型AIアシスタントの「Google Gemini」を採用。
10.1インチのマルチメディア画面と10.2インチのデジタルメーター、マルチセンス、最大48色のアンビエントライト、360度カメラ、26の先進運転支援機能も用意されます。
後席は背もたれを25度リクライニングでき、ニールームは200mmを確保。後席の後ろには36リットルの収納スペースも備えます。
乗り心地の面では、専用のリアアクスルやスプリング、ダンパー、マルチリンク式リアサスペンションを採用し、車体の揺れの固有振動数を30%低減したとしています。

パワートレインは、市場に応じてガソリンまたはフレックス燃料に対応する1.3リッター直噴ターボエンジンを搭載します。
最高出力は2WD仕様が156馬力、4WD仕様が160馬力で、最大トルクは270Nm。トランスミッションには6速MTまたは6速湿式DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせます。
4WD仕様には「エコ」「コンフォート」「スポーツ」「スマート」「マッド・サンド」「オフロード」の6つの走行モードを設定。
通常時は前輪のみを駆動し、路面のグリップ状況に応じて後輪へトルクを配分します。グリップが大きく低下した状況では、前後50対50までトルクを配分します。
最低地上高は4WD仕様が233mm、2WD仕様が223mm。今後はハイブリッド仕様も追加される予定です。
荷台容量は938リットル、最大積載量は654kg、牽引能力は710kg。荷台にはスライド式のロールカバーや8個の固定フック、12V電源を備えるほか、テールゲートにはカップホルダーも組み込まれています。
開発はブラジルのデザインセンターで設計を行い、ブラジルとアルゼンチンの拠点が共同で担当。アルゼンチン、ブラジル、コロンビアと欧州の検証センターで、5万時間超、約80万kmにおよぶ試験を実施しています。
価格は現時点で公表されていません。ラテンアメリカでの市場投入は2026年後半を予定しています。
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ピックアップならではの積載性や走破性に、SUVの快適性や最新のコネクテッド技術を組み合わせたナイアガラ。ルノーは2030年までに欧州外で14の新型車を投入し、販売の半分を欧州外で得ることを目指しており、その第1弾がこの1台です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。















