スバルが新型「WRX ARA25L」初公開! 市販車ベースの大幅改造仕様!? 米国・オリンパス・ラリーに参戦
スバル・モータースポーツUSAの新型WRX ARA25Lが、今週末ワシントン州で開催されるオリンパス・ラリーでレースデビューを果たします。
新型「WRX ARA25L」を初公開
2025年4月11日にスバル・モータースポーツUSAは、アメリカ・ワシントン州で開催される「オリンパス・ラリー」にて、新型「WRX ARA25L」を初公開しました。

この新型WRX ARA25Lは、アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)の「リミテッド4WD(L4WD)」クラスに参戦します。
ドライバーは、エクストリームスポーツ界のレジェンドであり、スバル・モータースポーツUSAの顔でもあるトラビス・パストラーナ選手です。
L4WDクラスの競技車両は、市販車をベースに大幅なチューニングが施されていますが、改造範囲としては市販車とレースカーの間となり、さらに改造範囲が広いクラスとして「オープン4WD(O4WD)」があります。
なおO4WDクラスには、スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメニューク選手とコ・ドライバーのキートン・ウィリアムズ選手が参戦しており、ARAチャンピオンシップ4連覇を目指しています。
今回、初公開された新型WRX ARA25Lは、長年スバルと提携するバーモント・スポーツカー社によって設計・製作されました。
新型WRX ARA25Lの心臓部には、ターボチャージャーとインタークーラーを備えた2.4リッター水平対向4気筒「FA24」エンジンを搭載。33mmのエアリストリクターと2.5バールのブースト制限といったL4WDクラスの規定の中で、約315馬力と460lb-ftのトルクを発生します。
さらに、X Shift製の6速シーケンシャルギアボックスと3プレート式のカーボンクラッチを組み合わせています。
サスペンションは、R53製のスプリングとダンパーに加え、純正部品とバーモント・スポーツカー製パーツを組み合わせて構成し、O.Z.製15インチホイールとヨコハマのADVAN A053ラリータイヤを装着。
制動系には、前後ともにブレンボ製の4ピストンキャリパーと300mmのブレーキローターを採用しています。

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このような特徴を持つ新型WRX ARA25Lのテスト走行を終えたパストラーナ選手は「このクルマは本当に楽しいです! オープンクラス車両よりダウンフォースは少ないですが、その分ドライビングの楽しさが増します。まるで125ccの2ストロークバイクのように、常にシフトチェンジして動いている感じです!」とコメントしています。
新型WRX ARA25Lがデビューを飾るオリンパス・ラリー。競技初日から注目の1台となりそうです。
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