トヨタのインドネシア法人は、2024年10月15日、新型「ハイラックスランガ」を発表しました。

　新型ハイラックスランガとは一体どのようなクルマなのか、概要を紹介します。

　ハイラックスランガは、トヨタが販売する商用車。日本国内では2023年に開催された「ジャパンモビリティショー2023」にて、新型「IMV-0」として公開されたクルマです。

　IMVとは、当時アジア本部長であった現会長の豊田章男氏が指揮を取り、「アジアの人々とともに、アジアの経済に貢献したい」との想いを込めて、現地のエンジニアとともに「現地現物」で開発されたモデル群のこと。

　タイではすでに「ハイラックスチャンプ」の車名で展開されており、今回インドネシアでも導入された形です。

　ハイラックスランガには、ショートホイールベースとロングホイールベースの2種類が存在し、前者のボディサイズは全長4970mm×全幅1785mm×全高1735mm、ホイールベースが2750mmで、後者のボディサイズは全長5300mm×全幅1785mm×全高1735mm、ホイールベースは3085mm。

　エクステリアは、パワフルでアグレッシブなデザインとし、グリルやリアテールゲートに施された「TOYOTA」の文字が印象的です。

　キャビンの上部にはルーフラックを取りつけることができ、積載できる荷物の重量は75kg。

　荷物を縛るためのフックも合計12ヶ所に用意され、従来のピックアップトラックよりも積載機能性を高めました。

　インテリアは、人間工学にもとづいた車内のデザインと座席位置によって、快適に過ごせるように作られており、効率的かつ安全に業務が行なえる設計となっています。

　フラット化された荷台には長さ2305mm、幅1700mmのスペースがあり、約211リットルのミネラルウォーターを輸送することが可能です。

　パワートレインは、2リッターガソリンエンジンと、2.4リッターディーゼルエンジンの2種類を用意。5速MTもしくは6速ATと組み合わせ、前者は最高出力139馬力、後者は最高出力150馬力を発生します。

　安全装備として、アンチロック・ブレーキシステムと電子制御制動力配分システムを組み合わせた、ABS+EBDなどの機能を装備。

　価格は、ガソリンエンジンモデルが1億8800万ルピア（約179万7193円）、ディーゼルエンジンモデルが2億4400万ルピア（約233万2527円）での販売です。

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　トヨタが誇る新たな商用車としてインドネシアに導入された、新型ハイラックスランガ。

　ビジネスだけではなく日常生活でも使えるクルマを意図して、効率的に業務を行える設計としながら、快適性をも高めました。

　価格も日本円にして約179万円から233万円と良心的であり、今後のインドネシア市場での商用車として新たな選択肢になってくるでしょう。