日産の欧州法人は2024年4月8日、新型モデルを発表することを明らかにしました。
　
　4月17日の公開に向け“チラ見せ”された予告映像に登場する「新型SUV」に対し、早くも反響が寄せられています。

　新型モデルの一部が映されたティザー映像では、立体的で精細なフロントグリルや、シャープで先進的なヘッドライトなどのディテールがアップで紹介されるほか、車体がシルエットで映し出されるシーンでは、比較的コンパクトなSUVであることがわかります。

　欧州市場の現行ラインナップにおいて該当するのは「キャシュカイ」のみで、ティザー映像の車両もその新型モデルと予想されます。

　日本では馴染みの薄い車名ですが、2006年に登場した初代キャシュカイは国内でも「デュアリス」の名称で販売されていました。

　その後2013年にフルモデルチェンジすると海外専用車となり、2021年デビューの現行モデルで3代目となります。

　3代目キャシュカイのボディサイズは、全長4425mm×全幅1835mm×全高1625mm。

　国内で販売されている車種で比較すると、トヨタ「カローラクロス」に近いサイズ感です。

　英国・ロンドンの日産デザインセンター「Nissan Design Europe」で誕生したエクステリアは、大型のVモーショングリルやブーメラン型テールランプを採用するほか、ボディの前方から後方に向かって跳ね上がる流麗なキャラクターラインを持つクーペSUV風スタイルを特徴とします。

　パワートレインは、1.3リッターエンジンにCVTまたは6速MTを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様と、1.5リッターエンジンにシリーズハイブリッドシステムを搭載した「e-POWER」仕様をラインナップします。

　今回明らかになったモデルが新型デュアリスだとすると、タイミング的には大幅なデザイン変更を伴うマイナーチェンジとみられますが、詳細については不明です。

　しかしSNSなどでは、謎の新型SUVに対し早くも様々な声が集まっているようです。

　多かったのは「デュアリス懐かしい」「欧州車っぽくて好きだった」など、初代キャシュカイを振り返るコメントでした。

　また「このくらいが丁度良いのよ」「エクストレイルだとちょっと大きすぎるからまた復活しないかな」など、国内の日産SUVラインナップを補完する存在として相応しいのでは、という意見もみられ、再導入への期待感も少なくないようです。

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　日産の欧州法人によると、新型モデルは2024年4月17日午前7時（中央ヨーロッパ時間／日本時間同日15時）に世界初公開される予定だとしています。

　詳細の発表が待たれるところです。