スバルの米国法人は2023年11月16日（現地時刻）、およそ6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型「フォレスター」を世界初公開しました。
　　
　フォレスターは日本でも歴代モデルが展開されていることもあり、この新型モデルについてSNSでも様々な意見が投稿されています。

　フォレスターは、初代モデルが1997年に誕生した、スバルの中核を担うミドルサイズSUV。

　現在では世界中の市場において販売されるグローバルモデルとなっており、なかでも米国ではこれまでに260万台以上を販売しているスバルの中核車種です。

　今回初公開された新型フォレスターは、6年ぶりの全面刷新によって誕生した6代目モデル。

　優れた運動性能や先進的な安全装備、使い勝手の良いユーティリティなど、機能性と実用性を大きく向上。初代モデルから続く「日常から非日常まで使える」SUVとして、ますますの進化を果たしました。

　外観は、頑丈さが伝わる存在感の高いデザインで、大胆な大型グリルは上部のラインがヘッドランプと繋がる特徴的な造形です。

　リヤビューは、リヤゲートの傾斜を抑えることでキャビンと荷室の空間の広さを主張。左右のテールライトは横一文字型に繋がる形状で、昨今のトレンドに則りつつワイド感を強調しました。

　内装はインパネやシフト周りを中心に、SUVらしい頑丈さと安心感を表現。機能を集約させた11.6インチセンターインフォメーションディスプレイをインテリアの中央に配置し、実用性と利便性を高めています。

　米国仕様の新型フォレスターはパワーユニットに、最高出力180馬力・最大トルク178lb-ftを発揮する2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載。次世代ハイブリッドシステムを搭載した「フォレスター ハイブリッド」も追って1年後に投入される予定です。

　駆動方式は四輪の駆動力の制御を最適化したAWDとし、あらゆる走行シーンにおいて安心感のある走りと操舵の気持ちよさを両立したといいます。

　また安全性能では、ステレオカメラと単眼広角カメラを併用する「3眼式」のアイサイトを新採用。プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代で最高の性能を実現しました。

　この新型フォレスターは2024年春以降の米国市場導入が予定されています。

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　今回の新型フォレスターの発表を受け、日本のSNSでも様々な反響が見られます。

　その多くが新型モデルのエクステリアデザインについての内容で、「普通にかっこよくなった！」「少しアメ車テイストだけどカッコいい」「一皮剥けて垢抜けたように感じますね」「いいなぁ欲しいな～」など、好意的に受け止めたコメントが大半だった一方で、「なんかホンダっぽいデザインに見えない？」「一瞬フォード車かと思いました」「ランクル200を小柄にした感じある」といった、他ブランドのSUVに感じられたという声も。大胆なデザイン変更が行なわれた新型モデルだけにまだ見慣れない人もいるようです。

　また、「日本市場にも『ウィルダネス』とかワイルドなグレードを出せばいいのに」「2.5リッターのエンジンは日本には来ないのかな？もっとパワーあってもいいのにね」と、これまで日本では展開されていないグレードやエンジンを羨ましく感じる投稿もあり、各市場に最適化されたラインナップに理解を示しつつ、隣の芝が青く見えるという声も。

　そのほか「車体幅を抑え、最小回転半径も小さく、後席や荷室はそれなりに広い。こんなクルマを出し続けてくれるスバルは良心的なメーカーだと思います」など、実用性を念頭に置いたスバルのクルマ作りについて支持を示すコメントや、「でも、また高くなるんだろうなぁ」といった、昨今の新車価格の高まりについて言及するコメントも印象的でした。