日本全国に5万店舗以上も点在するコンビニエンスストア（以下コンビニ）ですが、立地によって店舗のレイアウトや駐車場の有無（広さ）もさまざまです。
　
　クルマを運転する際には駐車場があることが望ましいですが、出来ることなら広くて駐車をしやすいのが理想です。
　
　では、日本で1番広い駐車場を設けているコンビニはどこにあるのでしょうか。

　生活するうえでもはや欠かせない存在となっているコンビニエンスストアは、駅前など人通りが多く、便利な場所に設けられているケースや、クルマ通りが多い幹線道路沿いに存在することがほとんどです。

　また、幹線道路沿いであれば、そのほとんどが駐車場付きということが多くクルマでのアクセスがしやすい環境が整えられています。

　その一方で駐車場の広さもさまざまで、数台しか停められないところもあれば、逆に大型車が何台も停められるような店舗もあります。

　とくに市街地から離れたコンビニだと、駐車場が広い印象がありますが、日本一駐車場が広いコンビニはどこにあるのでしょうか。

　日本一広い駐車場を持つコンビニは、北海道にある「セイコーマート御影店」だといわれています。駐車場の広さは約5700平方メートルです。

　この広さを例えるならば、一般的なサッカーのフィールド（6000平方メートルから7000平方メートル）に近しい面積といえばわかりやすいかもしれません。

　駐車場の端から端までが100m近くあり、店舗から1番遠くに停めてしまうと入店までに1分以上歩く必要があり、まるで大型スーパーマーケットや、ショッピングモールのような駐車場の広さです。

　それでは、なぜ駐車場をこのように広く取っているのでしょうか。

　セイコーマート御影店の店長はその理由について、以下のように話します。

「元から広かった駐車場がさらに広がっていき、このような駐車場となっています。

　かつては隣にドライブインや、後ろにホテルがありましたが、それらがなくなったことにより『土地を売却したい』という理由から、徐々に駐車場のエリアが広くなりました」

　また前出の担当者によると「サッカーフィールドほどの大きさを誇る駐車場も、たまに満車になることがあります」といいます。

「大型車も駐車できるという点から、トラックドライバーが夜間、寝泊まりのために駐車していることが多いです。

　さらに、店舗が国道沿いに位置していることから、近隣での通行止めなどが発生すると、トラックが列を作るほど駐車場が埋まってしまいます。

　24時間営業ではありませんが、身障者トイレは外からでも使用できる設計になっているため、トラックドライバーにとっては夜も過ごしやすい環境が整っていることが駐車が多い理由のひとつかもしれません」