見る人を「笑顔」にする小動物っぽい新型車 3選！

　ミニバンや軽自動車のなかでも、力強さや高級感を全面にアピールする上級モデルが一定の人気を集めていますが、その一方で、強い主張を放つフロントマスクに対し「ドヤ顔」「ギラ顔」などと呼び、苦手意識を持つ人もいるよう。

　今回は、そんな人たちも思わず笑顔になるようなフロントマスクを武器に、2022年登場した新型ミニバン＆軽の3車種を紹介。まるで小動物を思わせる「ほっこり系」なモデルばかりです。

●ダイハツ「ムーヴキャンバス」

　ダイハツ「タント」やホンダ「N-BOX」など、スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンが人気を集めるなか、少し背の低いハイトワゴン系にスライドドアの使い勝手を組み合わせた新ジャンルの「ムーヴキャンバス」が登場したのは2016年です。

　パステル調の2トーンカラーに象徴されるように、全体的なデザイン性の高さが女性層を中心に支持を集め、およそ6年で38万台を販売するヒット作となりました。

　そんなムーヴキャンバスが2022年7月、2代目へとフルモデルチェンジしました。

　プラットフォーム刷新やターボエンジン車追加による大幅な性能向上を実現したほか、どこか小動物を思わせる初代のイメージを踏襲した「ムーヴキャンバス ストライプス」に加え、新ラインナップ「ムーヴキャンバス セオリー」を揃え、その勢いはさらにパワーアップしています。

●トヨタ「シエンタ」

　大小様々なトヨタのミニバンラインナップのなかでも最もコンパクトな3列シートモデルとなるのが「シエンタ」です。

　2022年8月には3代目となる新型へフルモデルチェンジしました。

　最新のプラットフォームや新開発パワートレインを搭載し、走行性能や環境性能を高めたほか、先代モデルに対し室内の空間も拡大したのが大きな特徴です。

　そして、高級な押し出し感を強調する兄貴分の「アルファード」や「ノア／ヴォクシー」とは対照的な「ほっこり系」スタイリングでもまた話題を呼んでいます。

　コンパクトなサイズのなかで効率を最大限に高める四角いボディ形状としながら、角を丸めた「シカクマル」モチーフは、甘すぎないけれどどこかかわいらしい印象を与えます。

　テレビCMに出てくるミックス犬とも相まって、新型シエンタに「小型犬っぽい」イメージを持つユーザーも多いようです。

●スズキ「ラパンLC」

　箱型のレトロなスタイリングが独自の魅力を放つスズキの軽「ラパン」（アルトラパン）は、2002年に初代が登場して以来、ほっこり系モデルの元祖として根強い支持を集め続けています。

　現行型で3代目。2015年6月のデビューからちょうど7年が経過した2022年6月、一部改良にあわせ新ラインナップ「ラパンLC」を追加し、また新たなキャラクターが誕生しました。

　専用のメッキフロントグリルガーニッシュやメッキヘッドランプガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュ［LCエンブレム付］などを採用し、レトロなムードをさらに高めています。

　その狙いについてスズキでは「どこか懐かしさを感じるデザイン」だと説明します。

　全車が660ccの自然吸気（ノンターボ）エンジンでFF（2WD）と4WDが用意され、価格は140万9100円から164万6700円までです。

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　2022年11月4日、三菱は軽スーパーハイトワゴンのニューモデルとして、クロスオーバーSUVテイストの新型車「デリカミニ」を2023年初夏に発売すると発表し、スタイリングの一部を先行公開。発売は2023年初夏を予定しています。

　アグレッシブさやタフさを強調することが多いSUV系モデルのなか、公開された新型デリカミニはちょっと傾向が違うよう。半円状のLEDポジションランプが内蔵されたヘッドライトがまるで半目を開いたようで、親しみやすさをアピールしています。

　2023年もまた、ギラ顔ではないほっこり系ニューモデルが登場しそうです。