新車95万円! トヨタ「シエンタ」より短い“3列7人乗り”ミニバンが凄い! “ライズ級”の全長4mボディに「脱着シート」&走りの「5速MT」も設定! スライドドア“じゃない”日産の意欲作「グラバイト」印国仕様とは!
日産が海外向けに販売するコンパクトミニバン「グラバイト」は、トヨタ「シエンタ」より約27cm短いボディに3列シートを収めた7人乗り仕様です。室内の使い方や装備、パワートレインはどうなっているのでしょうか。
トヨタ「シエンタ」より短い“3列7人乗り”ミニバンが凄い!
日産がインドで販売している「グラバイト(GRAVITE)」は、全長4m未満のボディに3列シートを収めた7人乗りのMPV(多目的車:日本の「ミニバン」に相当)です。日産モーター・インディアが2026年2月に発売したモデルで、同社が新たに始めた“製品攻勢”の第1弾にあたります。
期間限定のローンチエディションを除くインドでのショールーム価格は、57万3400ルピー(約95万円・2026年10月時点の換算、以下同)から86万4000ルピー(約144万円)です。ローンチエディションは、JBLスピーカーやドライブレコーダー、空気清浄機などを備えます。
安全装備は、6つのエアバッグや横滑り防止装置、トラクションコントロール、ヒルスタートアシスト、ブレーキアシストなど30項目以上を全車に標準で備えています。
基本コンポーネントはルノーのMPV「トライバー(TRIBER)」と共有し、プラットフォームには「CMF-A+」を採用。生産は、ルノーグループが所有するインド・チェンナイの工場で行われます。
ボディサイズは全長3986mm×全幅1734mm×全高1644mm、ホイールベースは2636mmで、最低地上高は182mmです。
全長はトヨタのコンパクトSUV「ライズ」の3995mmとほぼ同じです。同じくトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」の2WD車と比べると、全長は約270mm短い一方、全幅は39mm広く、全高は約50mm低くなっています。
なお後席ドアはシエンタのようなスライド式ではなく、通常のヒンジタイプが採用されています。

日産は、2列目と3列目にも十分なヘッドルームとニールームを確保していると説明しています。3列目シートは取り外しが可能で、荷室容量は7人乗車時が84リッター、3列目の1席を外した6人乗車時が320リッター、2席を外した5人乗車時が625リッターです。
エクステリアは、日産のシグネチャーであるCシェイプを前後に配置。専用のピアノブラック2Dグリルを備え、大きく開くドアも採用しています。ボディカラーは5色を設定しています。
ボンネットには車名ロゴ、リアドアには専用バッジを配置しており、日産によれば、こうした装飾を持つのは同セグメントでグラバイトだけだといいます。
上級グレードには、デイタイムランニングライトを内蔵したLEDヘッドランプやクリスタルエッジLEDテールランプ、ルーフレールを設定しています。
装備面では、上級グレードにワイヤレスのAndroid AutoとApple CarPlayに対応した8インチのフローティング型ディスプレイや、7インチのフルデジタルメーター、前後のパーキングセンサーなどを用意。ワイヤレス充電は純正アクセサリーとして設定されています。
一部グレードには熱帯地域に対応したエアコンを設定し、3列すべてに吹き出し口を設けたほか、2列目には独立した操作部も備えます。冷却機能付きの下段グローブボックスやセンターコンソール収納も、一部グレードに用意されています。
パワートレインは1リッター直列3気筒の自然吸気ガソリンエンジンで、最高出力72PS(6250rpm)・最大トルク96Nm(3400?3600rpm)を発生します。トランスミッションは5速MTと、クラッチ操作を自動化した5速EZシフト(AMT)の2種類で、駆動方式は前輪駆動です。
燃費はインド仕様の公表値で、MTが19.3km/L、AMTが19.6km/L。2026年5月には、ディーラーオプションとして圧縮天然ガス(CNG)の後付けキットが加わりました。25リッターのシリンダーを2本積みながら7人乗りのまま使える方式で、同セグメント初だといいます。
なお2026年10月時点で、グラバイトの日本市場への導入はアナウンスされていません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。




























