新潟の交通が“激変”へ! 新たな「南北大動脈ルート」に期待! 国道7・8号「新潟バイパス」直結で「新潟市内渋滞」も解消!? 30数年越しの悲願の道路「万代島ルート線」とは?
国土交通省 新潟国道事務所は1992年(平成4年)から「万代島ルート線」の整備を進めています。現在はどのような状況なのでしょうか。
港湾部と市街地を結ぶ南北の新ルート
新潟市内では現在、港湾部と市街地を結ぶ都市計画道路「万代島ルート線」の整備が進められています。
1992年(平成4年)に始まった事業の進捗状況を、国土交通省・新潟国道事務所が特設サイトで公開しています。
万代島ルート線は、国道7・8号の信号なし高規格バイパス「新潟バイパス」の紫竹山ICから、新潟市中央区役所がある寄居町に至る全長約5.6kmの都市計画道路です。
日本海東北道や新潟バイパスといった新潟市内を東西方向に伸びる道路に、新潟市の港湾部から市街地を経由して接続する南北方向の道路として整備されています。
1992年(平成4年)に都市計画決定公示を経て、1993年(平成5年)4月に北側の万代橋下流橋(柳都大橋区間)が事業化。信濃川を渡る「柳都大橋」を含む延長1.5kmの万代橋下流橋区間が先行して開通しています。
そして2007年(平成19年)4月に「栗ノ木道路」、2011年(平成23年)4月に「紫竹山道路」、2022年(令和4年)4月には「沼垂(ぬったり)道路」が事業化され、現在もそれぞれで整備が進められています。

栗ノ木道路は、栗ノ木バイパスを軸にした再開発計画となっており、片側2車線の立体道路と片側2車線の地表道路を整備します。
片側3車線の栗ノ木バイパスと平行していた県道5号線「新潟新津線」を一体化し、両道路の間に位置していた栗ノ木川の一部を埋め立てて、新しく延長1.4kmの立体道路を整備しています。
立体道路を支える橋梁部が数多く建てられ、立体道路の設置に向けた工事が着々と進んでいる様子です。
栗ノ木バイパス周辺は非常に交通量が多く、旧道路構造では物流交通と生活交通が入り乱れて、日常的に交通が混雑していました。この整備計画によって、それぞれの交通目的に合わせてルートを選択できるようになり、慢性化していた交通渋滞の緩和が期待されています。
そして、延長0.7kmの紫竹山道路は、阿賀野市方面からの国道49号「亀田バイパス」から新潟バイパス・竹尾IC方面に向かう右折ルートを立体化する計画です。
現状は栗ノ木バイパス方面からの交通と地表道路で交差していますが、整備後はノンストップで亀田バイパスから新潟バイパスに乗り換えることが可能になります。
地表道路と竹尾IC方面を結ぶ「(仮称)南紫竹IC(ハーフIC)」を新設する計画もあり、ランプの改良・整備と新潟バイパスアンダー部の整備も平行して実施しています。
そして、令和になって事業化が進んだ沼垂道路は、国道7号の栗ノ木橋交差点から柳都大橋までの延長1.6kmを、ノンストップで通行できる立体道路で結ぶ計画です。
先行して開通している万代橋下流橋(柳都大橋区間)と栗ノ木道路を接続する道路で、一体となって地域交通の効率化に寄与します。
万国橋付近の交差点と宮浦中学校前の交差点で大きくカーブし、国道113号に沿って敷設するルートを計画しており、2026年(令和8年)4月に国交省が公表した資料によって、現在は用地取得に着手していることが明らかとなりました。
用地取得が順調に進めば近年中に本格的な整備が始まる見込みです。
4本の道路で構成されている万代島ルート線の全線開通はまだまだ先となりそうですが、完成すれば新潟市内の交通の流れが大幅に改善され、新潟駅を中心とする市街地の交通が激変することは間違いないでしょう。
また、液化天然ガスの設備や巨大コンテナターミナルを有する国内有数の重要拠点でもある新潟港から、新潟バイパスと日本海東北道のアクセスが改善されれば、整備効果は市内・県内にとどまらず、日本海地方、ひいては全国的に大きなメリットをもたらしそうです。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。


















