新車317万円! スズキ「“2階建て”軽バン」実車公開! 太陽光で充電できる“動く電源”!? ひろ~い車内に「大人4人」寝れて「電子レンジ」まで使える! オートワンの「エブリイ」軽キャンパー「給電くん POPUPルーフ」がスゴい!
電子レンジに炊飯器、車外ではホットプレートまで。オートワンキャンパーが「横浜キャンピングカーショー2026」に出展した「給電くん POPUPルーフ」は、旅先で寝られるだけでなく、“電気そのものを持ち歩く”ことを考えた軽キャンパーです。
「家電が使える」「震災でも使える」! 訴求の多さにはワケがある
2026年9月26日・27日の2日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催された「横浜キャンピングカーショー2026」で、名前からして気になった1台が、オートワンキャンパー(神奈川県藤沢市)の軽キャンパー「給電くん POPUPルーフ」です。
ベースはスズキの軽ワンボックス車「エブリイ」(エブリイバン)で、展示車は「JOINターボ(4WD・CVT)」をベースにしたフル装備仕様でした。
そして、実車と同じくらい目を引くのがサイドウインドウ。
「ソーラーパネル」「家電が使える」「4人就寝」「ご飯も20分で炊ける」「震災でも使える」と畳みかけ、最後は「自動車税5000円」。
ここまで並ぶと、もはや説明というより自己紹介。給電くん、かなり饒舌です。
とはいえ、アピールポイントは多くても、給電くんの芯はひとつ。“電気を持ち歩ける軽キャン”です。
サブバッテリーと走行充電システムに加え、メーカーが「業界初」とうたう30Wの薄型ソーラーパネルを装備。走行中はエンジンから、停車中は太陽光からサブバッテリーを補充電できます。
車内には電子レンジや炊飯器。さらに車外の100Vコンセントからは、ホットプレートなども使えます。
ここまで“電気”を前面に押し出し、それ自体をクルマのキャラクターにしている軽キャンも珍しいでしょう。

しかも狙いはキャンプだけではありません。展示車には「震災でも使える」の文字もあり、停電時の電源確保にも活用できます。
普段は軽バン、休日は軽キャン、もしもの時は“動く電源”。ひとつの仕組みを、遊びと非常時の両方に使うわけです。
給電くん POPUPルーフの車両本体価格(消費税込)は317万5200円。2000Wインバーターや100Ahサブバッテリー、電子レンジなどのオプションを加えた展示車の参考出展価格は426万630円でした。
屋根を上げれば“2階建て”! 電気だけでなく4人就寝まで
名前は「給電くん」ですが、泊まる機能もなかなか欲張っています。
ポップアップルーフを持ち上げると、上段に1850mm×1100mmの就寝スペースが出現。下段もフルフラットのベッドに展開でき、乗車4名・就寝4名を実現しています。
いわば、停車したときだけ軽バンが“2階建て”になるようなもの。軽自動車の限られた床面積を横へ広げるのではなく、上方向にもうひとつ寝床を作っています。
下段はシートを倒してフルフラットのベッドに。軽バンの車幅だけに、大人2人で寝れば余裕たっぷりとはいきませんが、上段と寝床を分けられるのは大きなメリットです。
大人2人+子ども2人といった家族なら、“上下で寝る”使い方も現実的でしょう。
しかも、ベッドを展開しても家具や電装品は左右にまとまり、リア上部には収納も確保。寝るたびに荷物を大移動……という手間を減らしつつ、収納や電装品にもアクセスしやすいレイアウトです。
リアゲート側にはテーブルも展開可能。車外の100Vコンセントと組み合わせれば、調理は外、就寝は車内と、軽バンの外まで生活スペースを広げられます。
※ ※ ※
給電くんがハマるのは、豪華なキャンピングカーが欲しい人というより、普段使いできる軽バンに、車中泊と“電気の安心”まで欲しい人でしょう。
走って充電し、太陽光でも補い、その電気を車内でも車外でも使う……。旅にも、“もしも”にも、電気を持っていける。そこまで“給電”に振り切ったことこそ、「給電くん」最大の個性です。
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。










































































