“660cc”のスバル「小さな高級車」に反響殺到!「シートが“高級ソファ”みたい!」「こだわりを感じる」の声も! 高速走行での“走り”にも定評あり! オトナの軽自動車「ルクラ」が凄い!
現在の軽自動車市場で主流となっている、後席スライドドアを備えた「スーパーハイトワゴン」。しかしスバルは、広い室内を持ちながらも「あえてスライドドアを採用しない」という、独自のコンセプトを持った軽トールワゴンをかつて販売していました。
高速走行での“走り”にも定評あり!
クルマ選びの際、車内の居住性や快適性は、とくに重要な要素となります。
実際、現在の日本の軽自動車市場を見渡すと、広大な室内空間と後部座席への乗降を容易にするスライドドアを組み合わせた「スーパーハイトワゴン」が圧倒的な支持を集めています。
各自動車メーカーがこの売れ筋ジャンルに経営資源を投入している状況ですが、過去を振り返ると、スバルからは室内空間の広さを確保しながらも、スライドドアをあえて採用しないという独自の設計思想に基づくモデルが販売されていました。
それが、2010年から2015年にかけて展開されていた「ルクラ」です。

このルクラが持つ最大の特長は、背の高い車体構造によって広い空間を確保しつつ、後席のドアにはあえて一般的な前開きのヒンジ式ドアを採用している点にあります。
室内空間を重視した軽自動車にはスライドドアが必須という価値観が定着し始めていた時代において、ルクラがこの機構を見送った背景には、子育てを行うファミリー層だけにとどまらず、より幅広い世代のユーザーに向けた「新しい軽自動車像」の提案がありました。
後席スライドドアは開口部が広く実用性に優れる反面、開閉のための複雑な機構や、車体強度を保つ補強材が必要となり、結果として車両重量が増加してしまう構造的な制約を抱えています。
そこでルクラはヒンジ式ドアを選択することで、同等サイズのスーパーハイトワゴンと比較して約60kgという大幅な軽量化を達成しました。
車体の軽さは基本性能に直結し、発進時の加速やブレーキの制動力、燃料消費率の向上に貢献しています。
その結果、ステアリング操作に対して車体が素直に反応する、軽快で違和感のない操縦感覚を実現しました。
さらに、スライドドア機構の省略によって生み出された製造コストや重量面の余裕は、乗員の快適性を高める装備へと振り分けられました。
ルクラの座席は、座面に十分な厚みを持たせたボリューム感のある構造となっており、高級なリビングに置かれたソファを思わせる座り心地が追求されています。
後席も背もたれを大きくリクライニングさせることが可能であり、大人4人が乗車してもゆったりと足を組んでくつろげる広い空間が確保されていました。
また、内外装のデザインをスポーティに変更した「ルクラカスタム」という仕様も用意され、長距離走行においても疲労を感じにくい上質な乗用車として確固たる地位を築いていました。
このようなルクラの持つ独特の魅力について、現在でもインターネット上ではユーザーからの声が見受けられます。
具体的には、「スライドドアの便利さよりも“高級ソファ”みたいなシートに惚れ込んで買いました」「新しい便利な軽自動車に乗り換えたけど、ルクラの質感の高さが時々恋しくなる…」「街中で六連星エンブレムのルクラを見かけると、大切に乗り続けるオーナーのこだわりを感じて嬉しい」「中古で安く手に入れたのに高速走行時の安定感と静かさは年式を感じさせない優秀さだ」といった、走行性能や居住性を高く評価するコメントが寄せられています。
また、「当時はスライドドアじゃないのを欠点だと思っていたけど、走る楽しさと快適性を両立させる合理的な選択だったんだな~」と、販売終了から時間が経過した今になって、その合理的なパッケージングを再評価する意見も見受けられます。
スバルの過去の軽自動車を振り返ると、「R1」や「R2」、あるいは商用車の「サンバー」といった、自社開発による独自性の強い名車が多数存在していました。
しかし、経営資源の選択と集中を図るという企業方針に基づき、現在のスバルは自社工場での軽自動車生産から撤退する決断を下しています。
今回紹介したルクラについても、軽自動車の製造において高い知見を持つダイハツから「タントエグゼ」のOEM供給を受けて販売されたモデルでした。
ダイハツが長年培ってきた優れたパッケージング技術と、スバルが自動車に求める走りの質感が交差した時期だからこそ誕生した、非常に興味深い一台と言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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