新車326万円! トヨタ「ノア」は今買える? 長年続いた「納期問題」は“台湾生産”でようやく短縮か? 新顔&「ガソリン廃止」した一部改良モデルの現状とは?
トヨタは「ノア」の一部改良モデルを2026年4月に発売しています。その後の最新情報を販売店に聞いてみました。
「ノア」の一部改良モデルの納期は6ヵ月程度
2026年4月10日、トヨタはミドルサイズミニバン「ノア」の一部改良を実施し、同年5月6日に発売しました。
それから数か月が経過した現在、納期などについてトヨタディーラーに問い合わせてみました。
ノアの4代目現行モデルは、2022年1月にデビューしました。
2001年の初代から受け継いできた使い勝手やちょうど良いサイズはそのままに、新プラットフォームの採用や先進運転支援「トヨタセーフティセンス」の強化などが図られ、現在も強い人気を保持しています。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1730mm×全高1925mm、ホイールベースは2850mmです。現行型になって全車が「3ナンバー」サイズとなっています。

これまで1回のみ一部改良が行われていますが、大きな改良があったのは2026年4月に実施された2度目の一部改良でした。
このときの主な内容は、2リッターガソリン車を廃止し、1.8リッターハイブリッド車への統一(ウェルキャブを除く)、そしてエアロデザインを採用した最廉価仕様「S-X」グレードの新設、およびエアロ系グレードのみへラインナップを変更したことです。
デザインも一部が変更され、ヘッドライトまわりでは、目元の印象を引き締めるスタイリッシュなデザインが採用されました。
プロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付き)にLEDターンランプ、LEDクリアランスランプを組み合わせた仕様が全グレードに標準装備となっています。
最上位の「S-Z」グレードでは、これをオートレベリング機能付きのプロジェクター式LEDヘッドランプとし、デイライト機能を備えたLEDクリアランスランプを組み合わせた仕様がメーカーオプションとして選べるようになりました。
フロントグリルについては、全グレード共通でメッキ部分をメッキモールとボディカラーの組み合わせに変更しています。
そして、内装にも手が加えられています。シフトノブとウィンドウスイッチまわりはピアノブラック塗装となりました(S-Xグレードは対象外)。
S-Zグレードでは、メーターフードが表皮巻きにステッチ加工を施した仕様となったほか、インストルメントパネルへのステッチ加工追加、シート表皮の意匠変更、ドアトリムへのステッチ加工追加と、質感を高める変更が集中しています。
装備面や乗り心地についても改良が行われています。メーターの液晶画面は大型化され、視認性が向上しています。
S-Zグレードは7インチから12.3インチへ、「S-G」およびS-Xグレードは4.2インチから7インチへと拡大されました。
走行面ではショックアブソーバーの減衰力を最適化し乗り心地を改善したほか、車内への音の侵入経路に防音材を適切に配置することで、静粛性も高められています。
このほか、ドライブモードセレクトに「SNOW EXTRAモード」が新たに設定され、4WDの「E-Four」車に標準装備となりました。
また、ワンタッチスイッチ付きデュアルパワースライドドアがS-Gグレードにも標準装備として加えられています。
ボディカラーは、ニュートラルブラックとアーバンロックの2色が新たに追加されました。
車両本体価格は、エントリーグレードのS-X(2WD・7/8人乗り)が326万1500円から、最上級グレードのS-Z(E-Four・7人乗り)が430万9800円まで(いずれも消費税込み)となっています。
こうした改良を受けて、ディーラーの店頭ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。8月下旬、首都圏のトヨタディーラーに話を聞いてみました。
「一部改良実施から4か月が経過したこともあり、改良内容よりも納期に関するお問い合わせが中心です。ご納車までは半年、2027年2月以降のご案内となります。ただ、系列店で即納車を抱えていることがときどきあります。
キャンセルなど、さまざまな理由で在庫車となったケースが考えられます。
ご希望の仕様であればより早くご納車が可能ですし、担当セールスに『キャンセルが出たら教えてほしい』とお伝えください」
他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「一部報道で、台湾での生産が開始されることが伝えられています。完全に日本生産モデルのうちに納車してほしいというお客様が一定数いらっしゃいます。見た目には同じなので、お気持ちの部分が大きいとは思うのですが…。
ご納期については半年ほどを見込んでおりまして、タイミング的にも台湾生産モデルが含まれてくる可能性があります」
まだまだ長納期が続いているノア。そこへ新たに「台湾生産」という手法で納期を短縮する動きが出てきました。
気にするかどうかは個人差があると思われますが、下手すると「数か月待ち」になっていた納期が短縮される可能性が高まるので、できるだけ前向きに捉えたいところですね。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。


















