上記のような問題はありますが、千葉フォルニアは本来美しい景色のスポットであることに変わりはありません。

　この千葉フォルニアのように、「○○フォルニア」と名付けられたスポットは、実は日本各地に存在します。

　愛知県の東三河地方にある蒲郡市は、リゾート施設や温泉街もあるなど、愛知県の観光都市のひとつです。

　その蒲郡市には、「西浦シーサイドロード」と呼ばれる形原漁港から西浦温泉パームビーチを結ぶ道路があります。

　三河湾が広がる道路沿いには数百ｍにわたりヤシの木が立ち並んでおり、地名とかけて「蒲（がま）フォルニア」の愛称で親しまれています。

　SNSには海とヤシの木をバックに愛車を撮影した写真が多数見られるほか、仲間でツーリングを楽しむ様子などが投稿されており、人気のスポットである様子がうかがえます。

　さらに、カリフォルニアの名称が付けられたスポットは静岡県にも。

　静岡県伊東市富戸にある伊豆海洋公園の近くには、背の高いヤシの木が立ち並ぶヤシの木ロードがあります。

　このヤシの木ロードは、「伊豆フォルニア」という愛称もあり、自身のバイクやクルマとともに撮影してSNS投稿している人も多く見受けられます。

　また、西に接する伊豆市は、各所にヤシの木がそびえ立っていることから、「#伊豆フォルニア」を添えて様々な場所で愛車との撮影を楽しんでいる写真もありました。

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　○○フォルニアに関して、SNSユーザーから「稲フォルニアもあるよ」「映えないけどタジフォルニアもある」といった意見も寄せられていました。

　稲フォルニアは、茨城県稲敷郡美浦村の霞ヶ浦沿いにあり、マリンレジャー関連のイベントやお祭り、マルシェなど、様々なイベントに使われているスペースのようです。

　また、タジフォルニアは宮城県大崎市田尻に存在します。

　SNSに投稿された写真の背景には、ヤシの木とともに山と畑が写っており、今まで紹介してきたなかでも、より日本らしさを感じさせるスポットといえます。

　クルマやバイクでドライブする際は、ルールを守った上で、こうした日本での様々な景色を探すのも楽しいかもしれません。