また、前出の担当者によると「直近でフリードを購入されたお客さまのなかには、新型シエンタのフルモデルチェンジ後を見た後、フリードをご購入された人などもいらっしゃいます」といい、新型シエンタの納期を待ちきれない人がフリードを購入するという例もあるようです。

　販売店などによるものの、フリードの納期について「同様にグレードによるもののガソリン車などであれば在庫車などもあり、すぐ契約して数週間ほどで手に入る場合もある（前出ホンダ販売店）」といいます。

　一方で新型シエンタの納期に関して、首都圏のトヨタ販売店担当者は「グレードにもよるものの、早くて2022年12月、順当にいく場合は、2023年の2月末から3月あたりになる」と話しています。

　SNS上でも同様に、「シエンタとフリードどっちにしようか迷う」「フリードとシエンタどっちにしようか最後の最後まで悩むな…」と、両車で迷っている様子がうかがえます。

　また、SNSでは「新型シエンタ、先代よりも乗り降りしやすくなって、フリードよりも乗降しやすい」「積載性や収納性で選ぶならシエンタ、3列目もちゃんと座りたい人は3列目が広いフリードがいいかも」といった利便性・快適性に対する声。

　さらには「新型シエンタ良さそうだな?、でも形や内装はフリードが好きだな?」「新型シエンタのデザインが割と好みで、フリードと迷うレベル」と、デザイン面で比較する声も多く見られます。

　なかには、「来年に新型のフリードが登場するだろうから、新型フリードのデザインを見て判断かな」「フリードも新型発表がそう遠くないのでは」「シエンタが新しくなったから、フリードも来年あたり確定かな？」と、近い将来登場するであろう新型フリードに期待を寄せている人もいるようです。

※ ※ ※

　一方で、前出のホンダ販売店担当者は「新型シエンタを見ると、フリードとは立ち位置が離れて行っているのではないかと私は思います。今後、両車それぞれがどの層をターゲットにするかも、大きく変わるかもしれません」と話します。