レクサス「“新型”NX」発表で問合せ“殺到”! デビュー6年目で“大進化”遂げた「最量販モデル」は発売後“注文殺到”!? デザイン&パワトレ大刷新した「改良モデル」が販売店でも話題に
レクサスは大幅マイナーチェンジを行った新型「NX」を発表しています。販売店に最新情報を聞いてみました。
レクサスの屋台骨を支える「NX」がビッグマイナーチェンジを実施
2026年9月1日、レクサスは新型ミドルサイズSUV「NX」の大幅マイナーチェンジモデルを世界初公開しました。
その後のユーザーからの反響について、レクサスディーラーに問い合わせてみました。
NXが誕生したのは2014年のこと。扱いやすいサイズに、高い走行性能とデザイン性が各方面で高く評価され、2026年7月末までの累計販売は90以上の国と地域で約190万台。ブランド全体で見ても最も多く売れている車種となっています。
現行モデルは、2021年に登場した2代目です。デザインを一新したうえで、ハイブリッド(HEV)の熟成に加えて、レクサスとして初となるPHEV(プラグインハイブリッド)を含む複数のパワートレインが用意されました。
また、先進運転支援システム「レクサス セーフティ システム+」についても性能を高めてきました。
フルモデルチェンジから5年が経過し、今回、ビッグマイナーチェンジともいえる変更が行われました。
デザインについては、既存のテーマである「VITAL TECH」をより深く掘り下げる形で見直しが行われています。その結果、スポーティなスタイルやシルエット自体は維持しつつ、より躍動感のある表情に変化しました。
フロント部分では、ヘッドライトとコーナリングランプを新形状のメッシュグリルと一体化させ、精悍さを際立たせています。
ヘッドライトの形状も変更され、従来の複眼タイプから横方向に2灯を並べる構成へと刷新されました。
視認性、デザイン性、機能性のいずれも満たす仕様となっているほか、NXそのものの顔つき(表情)が大きく変わったことがひとめで分かります。
また、リア部分にはレクサスとして初めて「ダブルLシグネチャー」を導入。「L」のモチーフを二重に光らせる構造に加え、発光式の「LEXUS」ロゴも配置し、より存在感を強めています。
さらに、アウターミラーやモール類についてはクロームメッキ仕上げからブラックを基調とした仕上げへと変更され、より塊感のある力強い佇まいを表現しています。
ボディカラーは全9色が用意されており、新色として「SONIC TELLUS」「TITANIUM CARBIDE GRAY」が加えられました。

内装についても大きく手が加えられました。
12.3インチの液晶メーターと14インチのマルチメディアディスプレイを横方向に並べて配置し、視界の確保と操作のしやすさをともに実現しています。
ステアリングのデザインも刷新し、新型セダン「ES」にも採用されている透過式の「レスポンシブヒドゥンスイッチ」を搭載するなど、先進性を感じさせる仕上がりです。
このほか、室内照明には面発光と間接照明の両方を採用し、レクサスのデザイン哲学を表現する5種類の香りを楽しめるフレグランス機能も採用されました。
このフレグランスに加え、照明・音楽・空調までを連動させて制御し、モードごとに車内の雰囲気を切り替える「センサリーコンシェルジュ」も備えています。
走行性能についても刷新が図られました。
ハイブリッドシステムでは、トランスアクスル・モーター・パワーコントロールユニット(PCU)を一体化したeアクスルを採用。インバーターにはSiC(シリコンカーバイド)素材を用いることで高効率化を実現し、燃費と動力性能の両面を高めています。
PHEVモデル「NX450h+」には、出力を8%、容量を30%それぞれ高めた新開発バッテリーを搭載しています。EV航続距離を伸ばすとともに、充電時間の短縮も実現しました。
ボディ側では、フロントエンドとリアエンドの強化に加え、フロアクロスの追加やセンタートンネル部の補強を実施し、フロア剛性を25%向上。
サスペンションタワー周辺の部品を一体化することで、その部分の剛性も30%高めています。
これによりハンドリングや乗り心地の改善、ロードノイズの低減が図られています。
加えて、極微低速域に対応したバルブ付きショックアブソーバーの採用や、ステアリングギア比を可変とする「バリアブルラックギア」の導入、アクセル制御とバッテリーパワー制御の見直し、電気式4WD「E-Four」搭載車におけるモーター駆動制御の変更、ブレーキ制御の変更なども行われ、走行性能全体の向上につながっています。
レクサス セーフティ システム+においては、各種センサーの検知性能を高めるとともに対応シーンを拡大し、運転時の負荷軽減と安全性向上を両立させました。
パワートレインは、システムトータルで最高約197馬力(145kW)を発生する2リッター4気筒ガソリンハイブリッドの「NX300h」、約190馬力から約245馬力(140kW〜180kW・地域により異なる)を発生する2.5リッター4気筒ガソリンハイブリッドの「NX350h」が用意されます。
また、約292馬力から約326馬力(215kW〜240kW)を発生するPHEVモデルの「NX450h+」も設定され、計3タイプとなります。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1865mm×全高1660mm、ホイールベースは2690mmとなり、全長は従来モデルに比べ30mm伸びました。
なお、日本国内向けの価格やグレード構成については現時点で公表されておらず、発売時期にあたる2026年末以降に正式発表される見込みです。

ディーラーに寄せられている反響について、9月中旬にレクサスディーラーに問い合わせてみました。
「現時点では世界初公開なのですが、すでに予約が開始されていないかを確認するお電話が1日に数件もあります。
現行型のNXもご納車までかなりお時間をいただく時期が続いたこともあり、早めに予約を入れておきたいというお客様が多いように感じます。
グレードや価格など、まだ発表されていない情報もありますし、ご連絡先を教えていただければ予約開始が始まるタイミングをお知らせいたします」
他のレクサスディーラーにも問い合わせてみました。
「『実車を見たい』というよりも、『ネットで見たので、すぐにでも予約したい』とご連絡いただくお客様が多いです。特にNXオーナー様からのお問い合わせが多いです。
今回の仕様変更ではフェイスリフトが行われた関係で見た目が変わりました。
NXは特に『最新モデルに乗りたい』というお客様が多いように感じます」
レクサスの屋台骨を支えているといってもよいほど売れているNX。それだけに失敗は許されません。
しかし、ユーザーからの問い合わせ状況を聞く限り、反応は上々といったところです。
ビッグマイナーチェンジ後もNXも人気モデルとなる可能性が高そうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。































































