三菱「新型パジェロ」まもなく登場で問合せ“殺到”! 「即予約する!」「いの1番に納車して!」と“新規客”が急増!? 注文多数で「即・受注停止」の可能性も 販売店でも話題に
三菱自動車工業は新型「パジェロ」の先行受注を2026年10月に開始します。最新情報を販売店に聞いてみました。
新型「パジェロ」、予約注文期間は10月1日から
2026年9月2日、三菱自動車工業(以下、三菱)は新型クロスカントリーSUV「パジェロ」を世界初披露しました。
その後のユーザーからの反響や納期について三菱ディーラーに問い合わせてみました。
パジェロが誕生したのは1982年5月のこと。オフロードにおける走破力と、一般的な乗用車に近い扱いやすさという、本来は両立が難しい2つの要素を兼ね備えたモデルとして高く評価され、人気を博します。
卓越したオフロード性能を武器に、デビュー翌年の1983年からパリ・ダカールラリー(当時)への参戦を開始。1985年には、日本車として初となる総合優勝という快挙を達成しました。
その後もパジェロはパリ・ダカールラリーへの参戦を重ね、通算出場回数が26回、総合優勝は7大会連続を含む計12回という記録を打ち立てました。
1991年1月にはフルモデルチェンジが行われ、2代目へと進化しています。当時の「RVブーム」という追い風も味方につけ、2代目パジェロは絶大な人気を獲得します。
国内の新車月間販売台数において、それまで首位を守っていたトヨタ「カローラ」を上回り、トップに立つほどの売れ行きを記録したほどです。
1999年9月には3代目へとフルモデルチェンジしています。ラダーフレーム構造から一転し、ラダーフレームとモノコックボディを溶接した「ビルトインラダーフレーム」へと刷新され、外観デザインも直線的なものから曲線を生かした表現へと変わっています。
続いて2006年10月には4代目が登場しました。ここでボディカラーの選択肢やデザインの方向性が直線基調へと回帰したことにより、2代目パジェロを思わせる仕上がりとなっています。
もっとも、時代が移り変わるにつれて市場が求める車種は本格的なクロスカントリー車から、より扱いやすい都市型SUVへとシフトしていき、パジェロの販売も次第に伸び悩むようになっていきました。
2019年4月には700台限定の特別仕様車「ファイナルエディション」が発売され、これをもって国内向けのパジェロの生産が終了します。37年にわたるパジェロの歴史は、ここでひとつの区切りを迎えたのです。
2021年に海外モデルの生産を終えるまでの間に、パジェロは4世代を通じて累計325万台が生産され、輸出先は170ヵ国以上に及んでいます。
日本を代表する車種のひとつといっても差し支えないでしょう。
同じ2021年には、パジェロの生産を担ってきた「パジェロ製造」(岐阜県坂祝町)も操業を終え、この時点でパジェロというブランドの歴史は幕を閉じたかのように見えました。
ところが2026年1月、「東京オートサロン2026」のプレスカンファレンスで、当時社長兼CEOを務めていた加藤隆雄氏が「新型クロスカントリーSUV」を年内に投入する方針を明らかにしました。
さらに2026年4月開催の「オートモビルカウンシル2026」の三菱ブースでは、「パジェロ」を軸にした展示が行われるとともに、岸浦恵介代表執行役社長兼COOが「年内に『新型クロスカントリーSUV』を導入する」と改めて明言します。
そして同年5月29日には、新たな中長期ビジョンの発表の場で、新型「パジェロ」の投入が正式に発表されました。
そして9月2日、新型パジェロがついにワールドプレミアを果たします。

日本では2026年度中の投入が予定されており、生産拠点であるタイを皮切りに、日本、オーストラリア、さらにはアセアン、中南米、中東など世界約100か国へと順次展開される計画であることが発表されました。
国内市場では、2019年の販売終了から約7年ぶりの復活となります。
今回お披露目となった5代目は、歴代モデルの悪路走破性と快適性を受け継ぎながら、さらなる上質さを加えて大幅な進化を遂げました。
5代目パジェロのボディサイズは全長4920mm×全幅1925mm×全高1910mm、ホイールベースは2870mmとなっています。先代よりも20mm長く、50mm幅広く、40mm高くなっています。
外観は、水平基調のスクエアなプロポーションを土台に、三菱の最新デザインテーマ「ダイナミックシールド」を進化させたフロントフェイスを採り入れています。
また、T字型のヘッドライトやデイタイムランニングライトが配され、フロントグリルには横桟タイプとハニカムタイプの2種類が用意されています。
サイドには初代のロールバーから着想を得たCピラーが配置され、リアには背面装着タイヤを思わせるヘキサゴンモチーフが盛り込まれています。
インテリアは水平基調のインストルメントパネルで構成されており、日本の伝統工芸「木目込み」から着想を得た縫製技法が採り入れられています。
視認性に優れた2枚の14.3インチ大型ディスプレイからなる「モノリスディスプレイ」には、高度計や方位計、車両の傾きなどを表示するマルチメーターが備わっています。
室内は3列7名乗車のレイアウトとなっており、全席でゆとりある居住性が確保されています。
1列目は着座位置が引き上げられ、アイポイントが向上したことで車両感覚もつかみやすくなっています。2列目には150mmのロングスライド機能とタンブル機構が備わり、3列目シートへの乗り降りや足元空間の調整が行えます。
さらに前席シートベンチレーションや、3ゾーン独立温度コントロール式のフルオートエアコンも装備されています。
パワートレインには、専用開発の2.4リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが搭載されました。
最高出力150kW(204馬力)・最大トルク480Nmを発揮し、新開発のスポーツモード付き8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、スムーズで滑らかな変速フィールと優れた静粛性を実現しています。
高剛性なラダーフレームを備え、サスペンションにはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リアに新開発の5リンク式リジッドを採用したことで、優れた路面追従性と、フラットで快適な乗り心地を実現しました。
4WDシステムには「スーパーセレクト4WD-II」が搭載されており、車両運動統合制御システム「S-AWC」によって4輪の駆動力と制動力が最適化されたことで、さまざまな天候や路面における優れた走破性と安定した走りが両立されています。
安全装備としては、衝突被害軽減ブレーキ、緊急時車線維持支援機能、前進時交差車両検知警報システムなどが備わっています。さらに高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」や、SRSセンターエアバッグを含む8つのエアバッグも用意されています。
日本国内仕様の価格(消費税込)やラインナップは現時点で未公表であり、10月の受注開始時に詳細が発表される見通しです。
すでにかなりの注目を集めている新型パジェロについて、9月下旬に三菱ディーラーへ問い合わせてみました。
「ディーラーとしては10月1日から29日までが予約注文期間となっています。デビューを待ちわびたお客様から『即予約入れるから』『受注停止になりそうになったら連絡して』などの熱いラブコールをいただいております。
どちらかというと、現在パジェロにお乗りのお客様よりも新規の方が多い印象です。いずれにしてもパジェロに何らかの想い入れがあると思われる方ばかりです。
しばらくはパジェロフィーバーが続くのではないでしょうか」
他の三菱ディーラーにも問い合わせてみました。
「久しぶりに『とにかく1番に納車してもらうにはどうすれば良いか』というお問い合わせをいただきました。ここまでの熱量は『ランサーエボリューション』以来かもしれません。
どうしても実車をご覧になりたいお客様には『田町本社ショールームに新型パジェロが展示されております』とお伝えしております。
すでに現地に行って来たという既納客様にお話を伺ったところ『平日にもかかわらず混んでいた』とのことでした。
販売開始直後は注文が殺到する可能性が高く、お早めのご予約をおすすめしております」
セールス氏の方が語ってくれたように、予約開始直後は注文が殺到する可能性があります。
いち早く、そして是が非でも欲しいという場合は、10月1日にディーラーに足を運ぶことをおすすめします。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。





































































































