トヨタ「“新”ヴォクシー」発売約4か月で「長納期化」進行中! 「早く納車してほしい」声も相次ぐ? 他社モデルへ流出も!? “顔一新”した改良モデルに寄せられる切実なユーザーの声とは
2026年5月に一部改良されたトヨタ「ヴォクシー」について、発売から2ヶ月以上が経過した現在、最新の納期などの情報を販売店に聞いてみました。
トヨタ「ヴォクシー」の一部改良モデルの納期は6ヵ月程度
2026年4月10日、トヨタはミドルサイズミニバン「ヴォクシー」の一部改良を実施し、同年5月6日に発売しました。その後のユーザーからの反響についてトヨタディーラーに問い合わせてみました。
初代ヴォクシーがデビューしたのは2001年11月のことです。
みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンとして、快適性・利便性・安全性を高めたミニバンとしてデビューしました。
初代の登場から25年が経過した現在も、ミドルサイズミニバンとして安定した人気を維持している車種です。
それからおよそ6年半後の2007年6月に2代目へフルモデルチェンジを果たし、続く3代目は2014年1月に登場。
現行モデルにあたる4代目は、2022年1月にデビューしています。
デビューから3年8ヶ月を迎えた2025年9月、初の一部改良が行われました。
そして今回はその2回目にあたる改良です。この一部改良のポイントは、カーボンニュートラルの実現に向けたハイブリッド車への統一(ウェルキャブを除く)です。
また、フロント周りを中心とした外観の変更が行われています。
ヘッドライトは、目元の印象を際立たせるデザインへと変更されました。全車標準装備となるのは、リフレクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付き)にLEDターンランプ、LEDクリアランスランプを組み合わせた仕様です。
これに加えて、上位のS-Zグレードには、プロジェクター式LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付き)、LEDターンランプ、デイライト機能付きのLEDクリアランスランプを組み合わせた仕様がメーカーオプションとして設定されました。
さらに、フロントグリルも変更され、全グレードでグリル本体部分がブラックに加飾されています。
なお、ニュートラルブラックのボディカラーに限っては、グリルガーニッシュもブラック加飾となっています。
そのほか、17インチホイールは切削光輝にブラック塗装とダーククリアを組み合わせた仕上げへと変更されました。
内装についても変更が加えられています。
全グレード共通で、シフトノブとウィンドウスイッチまわりがピアノブラック塗装となりました。
最上級のS-Zグレードでは、メーターフードが表皮巻きにステッチ加工を追加した仕様となっています。
また、インストルメントパネルにもステッチ加工が加えられ、一部にはスエード調表皮が採用されています。
シート表皮の意匠が変更されたほか、ドアトリムにステッチ加工が追加され、一部がスエード調表皮に変更されました。

装備の拡充や乗り心地の面でも改良が及んでいます。
メーターの液晶部分は、S-Zグレードが7インチから12.3インチへ、S-Gグレードが4.2インチから7インチへとそれぞれ大型化され、視認性が向上しました。
走行面では、ショックアブソーバーの減衰力を最適化することで乗り心地を高めたほか、音の侵入経路に防音材を適切に配置し、車内の静粛性も向上させています。
これらに加え、前後方ドライブレコーダーが新たに設定され、S-Zグレードには標準装備、S-Gグレードにはメーカーオプションとして用意されました。
ドライブモードセレクトには「SNOW EXTRAモード」が追加され、E-Four車では標準設定となっています。
ワンタッチスイッチ付きデュアルパワースライドドアは、S-Gグレードにも標準装備として加わり、S-Xグレードではメーカーオプションとして選択できるようになりました。
ボディカラーには、ニュートラルブラックとアーバンロックの新色2色が追加されています。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895〜1925mm、ホイールベースは2850mmです。
車両本体価格は、S-Gグレードの375万1000円から、最上級のS-Zグレード(E-Four)の438万200円まで(いずれも消費税込み)となっています。
今回の改良について、店頭ではどのような声が聞かれているのでしょうか。
8月下旬、首都圏のトヨタディーラーに話を聞いてみました。
「ヴォクシーに関しては『即納車』を探していらっしゃるお客様が多い印象を受けます。
以前であれば、ご納期に関して半年ほどお待ちいただいていることをお伝えすると、アルファードを候補に挙げていただくこともあったのですが、現行モデルはエントリーグレードでも約550万円からという価格設定なので、予算的に厳しいというお客様も少なくありません。
それならばノア……となりますが、納期についてはほぼ同じ半年待ちの状況です」。
今回、他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「ヴォクシーですが、現在、ご注文可能です。ご納期の予定は来年の2月以降となっております。
ノア&ヴォクシーの台湾での生産は、今年の10月から開始されるようです。
ノアもそうなのですが、ヴォクシーについても、どのタイミングで台湾生産モデルが組み込まれるかは未定です。
納期と台湾生産モデルの生産タイミングが重なることが一定の懸念材料となっている傾向があります」。
セールスの方曰く、納期を待ちきれず、他メーカーのライバル車を視野に入れるケースもあるようです。
ミニバンというと、子育て中の家族が使う可能性が高く、「早く納車してほしい」という切実な事情を抱えていることが多い傾向にあります。
それだけに、台湾での生産により、少しでも納期が短縮されることを願うばかりです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。































